脳語(1) ー 世界初、「脳語」誕生
今年4月1日に「いつだって貴族」が出願していた商標「脳語」が、特許庁の9月27日付の登録査定で「登録すべきもの」と認められた。ちょうど半年を要したことになる。出願を依頼していた特許事務所の請求書によると、10年間の商標登録料が66,000円、代理人費用が30,000円、計96,000円が必要である。「脳語」の商標申請には、「いつだって貴族」の全人類的な遠大な夢が秘められている。「脳語」は簡単に言ってしまえば、「図解」のことである。「図解」は広辞苑によると、図で説明すること、またそのような冊子とある。インターネットで検索すると、「図解xx」「図解言語」から「超図解」に至る数百項目の紹介があり、「図解」という単語はかなり一般化して来ている。事実、「図解xx」なる本は、本屋の店頭に行くと山と平積みされている。「図解」の概念やサンプルは、現在の質的量的レベルには及ばないとしても、ずいぶん以前から存在していた。「いつだって貴族」は2年ほど前に、師・久恒啓一教授から「図解」について眼を開かされたのであるが、「図解」という言葉、響きが「いつだって貴族」の腑にスッキリと落ちないまま、時が経過していた。それは、「図解」の姿・形は確かに文字通り「図解」であるが、「図解の本質」はいわゆる「図解」とは似て非なるものではないのかという、「いつだって貴族」の本能的な違和感だったのである。