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カテゴリ:和歌・短歌
お久しぶりです こちらは春めいてきました。もうこれで多分、雪の中の氷点下ランから解放されると思います。 ただ。 ここんとこの疲れがたまったせいか、本格的に風邪をひいてしまいました 声もお婆さんのようです 本当なら今日は水泳の自主トレをしたかったのですが・・・・(やっちゃおうかな) でも体がかなりダルイし、う~ん、どうしよう・・・・・・ さて、この間は雛祭でしたね~。 私は子供のころ何度も親に、私もお雛様が欲しい!って言ったことあるのですが、無視され、結局お雛様を飾ったことがありませんでした。 ところが、この年になって去年いきなり実家から送ってきたのですよ、お雛様を。(一体、うちの親は何考えてんねんって) といっても、豪華な何段ものではなくって、1対のお雛様だけなんですが、これをこの間の3月3日には飾っておきました。 でも、やはりあの豪勢なお雛様が欲しかったなぁ。もう遅いけど。 で、春、ということで、以下の歌を、古今和歌集からお送りいたします
花の香を風のたよりにたぐへてぞ 鶯誘ふしるべにはやる 紀友則 花の香りを風という手紙に添えて、鶯を誘い出す道案内として送るのだよ
鶯は春を告げる鳥といわれていますが、この歌では花は咲いているのに、まだ啼いていないようです。 ということで、風を手紙に見立て、風によって漂う花の香りに誘われて鶯がでてくることを期待している、という内容の歌です。 この当時、手紙にはお香を焚き染めたり、花をそえて送っていました。源氏物語にも、紫の上が、明石の上から源氏への文を手にして、いいお香の香り、これは一体どなたからのかしら?・・・などと、言ってる場面を思い出されます。 最近は電子メールなどで、本人の字はもとより香りを焚き染めた手紙などを送るのは殆ど珍しくなってきました。 私は自筆の手紙、自分で選んだ便箋などで手紙を書いたり、もらったりするのが一番好きです。実はこうみえても(ってどうみえても?)香りを手紙に付けて送る、ということはちょっとまえまでやっておりました 手紙はいつも電子メールではなくって、相手にあった、便箋を選んでときどき自筆で書くのもいいと思うのですが、いかがでしょう? ところで花、といえば今では桜になっております。 小野小町の、花の色はうつりにけりな・・・・の歌も、桜を例えにとっていますが、奈良時代では花といえば、桜ではなく梅だったようです。 中国文化の影響をうけてたあのころ、中国では梅といえば春に一番先駆けて咲く花ということで、文人に愛され、それが日本にも伝わったといわれています。 万葉集には梅を詠んだ歌は118首、桜は42首だけです。 文化も政治も中国にならった奈良時代が終わり、遣唐使も廃止されて今度は日本独自の文化が花開く平安時代には花、といえば梅ではなく、桜に代わっていったようです。 古今和歌集の紀貫之の、人はいさ心も知らずふるさとは・・・・では、まだ梅が花の代名詞として使われていますが、先ほどあげた小野小町の歌では、梅ではなく桜を花の代名詞、として使われています。 一番最初に紹介した和歌では、まだ梅が花として使われています。 梅と鶯、という組み合わせは万葉集のころからあったようです。 和歌に漠然と出てくる、花という言葉ですが、梅、桜、どちらを指しているのだろう?と考えると、その歌の意味ももっと分かってきて面白いと思います。 桜を愛する心を詠んだ歌で有名なのが西行のこの歌らしいです
願わくは花の下にて春死なむ その如月のころ望月のころ
如月は2月(旧暦)、望月は満月の15日をさしており、西行は偶然にも自分が望んだ2月16日(旧暦)に世を去っています。 桜はその散り際が潔い、ということでその後武士の間で愛され、とここまではいいんですが、桜の花という名前をとった人間爆弾が太平洋戦争で発明されました。その名も桜花 これは爆弾ロケットの中に人間が座ってロケットを操縦して体当たりするものです。 効果は殆どなかったらしいですが・・・・・・・。 あと、桜ときいて私が思い出す話は知覧基地から出陣していった特攻隊の話。 見送る女学生は桜の枝を出征する兵士に手渡し、自分も桜の枝を手にもち飛行機が離陸するときにはそれを飛び立つ飛行機にむかって一生懸命振っていた、といいます。 日本人と桜・・・・・・・・・ こちらでもあの古歌、桜 は有名だったりします。 叔母がその昔、お琴をやっていたので、その音色にとても興味あった私は、勝手にその叔母の楽器をいじって、自己流で桜はなんとか弾ける、というかその音程が出る、というか、まあ、その程度のところまでは一人でぽろんぽろん、遊んで弾けるようになってました。 今度は自己流ではなく、本格的に習ってみたいのですが・・・・・。 お琴 着物 正坐 ・・・・・・・やっぱ私にはムリかなぁ。 大体、一人で着物着れないし(着ても、ぐちゃぐちゃ)
この記事を書いている間に母上からメールでブラックホールについて質問がきてました。 彼女はブラックホール=掃除機 と思ってるので、物体をそのままの形で吸い込むと思ってるらしく、パンパンになっちゃったらどうするの?っていう内容の質問でした。 天の神様が取り出してゴミ箱に捨てるんだよ、とでも答えておこうか? ↑ うそうそ、ちゃんと仕組みを説明しておきました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.05 19:39:00
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