|
カテゴリ:和歌・短歌
今日、午前中にラントレする予定でいましたが、あいにくの大雨となってしまいました。 こちらは梅雨か、と思えるほどこのごろ雨ばかりです、しかも寒い 梅雨、ときたらこの一首
五月雨に物思ひをれば時鳥 夜深く鳴きていづちゆくらむ
(紀友則)
五月雨の中にぼ~っと物思いにふけっていると 時鳥の泣き声が聞こえた、一体深夜にどこへ飛んでいくのだろう
当時の貴族は、ホトトギスの鳴き声を聞くために、徹夜したそう。 ・・・・・ということは、泣き声を聞こうと待ちかまえていたわけで、そこを「ぼ~~っと物思いにふけっていたら・・・・・」と書くあたり、ナントモ。 とはいえ、「徹夜して踏ん張ったらやっと聞こえたホトトギス」なんて書くと、叙情性も何もあったもんじゃないですね。 ホトトギスの鳴き声は、恋心をかきたてるのだそうですよ。 私、カッコウの鳴き声ならよくラントレ中に聞きますけど、ホトトギスは聞いたことないです。 どんな声なのかしらねぇ、興味あります。 私には、ホトトギス=正岡子規 というイメージがなぜかこびりついているのですけども。
ところでもうひとつ、ホトトギスといえば戦国の三武将の性格をよくあらわしてる、といわれる歌あるでしょ? どれが誰のことを歌っているのか、皆様ご存知だとは思います。
鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス
鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス
鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス
3番目の方には、鳴かぬなら 鳴くのを探そう ホトトギス のような面もあると思いますが、どうでしょうか。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.17 19:10:07
[和歌・短歌] カテゴリの最新記事
|