1464278 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

遠方からの手紙

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

電動アシスト自転車… New! alex99さん

世論調査の限界? New! 七詩さん

怒りも当然だろうな New! FAM5220さん

40年以上前に見てい… AZURE702さん

立花孝志という男 まろ0301さん

翻訳立国トラドキス… 人口500万人の国さん
真理を求めて 秀0430さん

Comments

effelpist@ kilovermek.es effelpist &lt;a href=&quot; <small> <a href="http…
クロワッサン@ Re:物言えば 唇寒し 秋の空(10/08) 空ではなくて風なのでは??
夢野久作孫@ Re:玄洋社とカレーの関係(04/07) ‪本来の玄洋社は国権派ではありません。戦…
http://cialisvipsale.com/@ Re:あなたが思っているほど、人はあなたのことなど気にかけちゃいない(09/17) bijsluiter cialis 10mgpredaj viagra kam…
小林先生@ Re:恐妻家と愛妻家のはざまで(07/18) 失礼ながらよくまとまっているせいか たい…
akkun @ Re:岡崎次郎はどこへ消えたのか(10/01) 向坂逸郎(?)って悪いヤツだ! そういう欲…
大津 真作@ Re:岡崎次郎はどこへ消えたのか(10/01) 実は岡崎次郎さんには、岡崎三郎さんとい…

Freepage List

Category

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02
2008.01.16
XML
カテゴリ:雑感

 なんだか、ずいぶんおっかないタイトルであるが、この場合の 「政治的」 というのは、政党だとか政治家だとかが関係するような、厳密な意味での 「政治」 ではなく、家庭の中での夫婦の争いや、学校、会社、同好会、その他いろんな組織や団体で、ごく普通に起こるもめごととか、勢力争いだとかを含めた広い意味で使っている。

 さて、なんでもよいが、なにか問題が発生し、抜き差しならぬ 「対立」 が生じた場合に、いっけん局外の第三者という立場から、「どっちもどっちだよ」 みたいな発言をする人をよく見かける。

 なるほど、「対立」 がにっちもさっちも行かず、しかもなんらかの 「解決」 を緊急に要するような場合には、そういう第三者的な立場からの裁定というのも、確かに必要ではある。

 世の中の裁判所というものはそういう目的のためにあるのだし、企業どうしの契約などでは、紛争が生じた場合の解決方法などについて、仲裁人の選定だとか仲裁の進め方だとか、いろんなことが事細かに定められているものだ。

 いうまでもないことだが、裁判所がそういう権限を有していることは法律で決まっていて、その権限には基本的に誰もが服さざるを得ない。また、仲裁人による和解や仲裁のような場合には、当事者どうしがまず仲裁人の選定について、あいつはいやだとか、こいつがいいとか、ぐちゃぐちゃ言いながら、最終的に合意することが必要である。

 たとえば、喧嘩の真っ最中に、いきなり第三者が現れて、「待った、待った、その喧嘩、おれが買った」 などと、かっこつけて割って入ったところ、両方から邪魔者扱いにされて、袋叩きにあってしまったなんて話もよく聞く。もっとも、その結果、もとの喧嘩が収まって、両人が仲良くなったのなら、それはそれで、仲裁に入った者としては本望なのかもしれない。

 要するに、なにが言いたいのかと言うと、仲裁者としての権限を行使するには、まず両方の当事者から、その資格と裁定のためのルールについて、同意を得ることが必要なのだということだ。

 そうでもないのに、いきなり第三者が現れて、当事者の同意も得ずに、なにか勝手な 「発言」 をはじめれば、それはもうすでに 「局外中立」 でも 「公正な第三者」 のものでもない。

 発言者は、その行為によって、すでにじゅうぶんに問題に巻き込まれた 「当事者」 になっているのであって、その発言はメタな立場にある 「公正な第三者」 によるものではなく、その人自身の一方的な意見と、一定の立場の表明にしか過ぎなくなってしまう。

 ましてや、当事者のスタンスを無視して、実効性も乏しいルールを勝手にこしらえたうえに、問題の具体的内容や時系列的過程も配慮せず、当事者の承認もなしに持ち出してきて一方の当事者のみを裁くことは、すでに 「公正中立」 な立場とはとうてい言えまい。

 それでも、あえてなにか言いたいというならば、「公正中立な第三者」 としての立場など表明せずに、最初からよく考えて、自分の旗幟を鮮明にしたうえで発言したほうがよっぽどよい。たいした根拠もないのに、「存在」 も 「不存在」 も証明不可能な類の推測を持ち出して、あとでぽろりと馬脚を現してしまうぐらいなら、そのほうが本人の信用にとっても、はるかによいことだ。

 メタな立場にあるかに見える 「公正中立な第三者」 という、いっけん 「非政治的」 な旗印は、当人の意思がどうであれ、多くの場合、どちらを支持するかを明瞭にした旗印よりも、はるかに 「政治的」 に機能するものなのだ。


(追記は削除しました)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.01.18 11:39:56
コメント(9) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X