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カテゴリ:沼田・小早川家領の原風景
先日も書きましたが、永禄4年(1561)3月27日、毛利元就は、長男の隆元とともに、三男で小早川家を継いだ隆景のもとを訪れています。
元就一行は、隆景の雄高山城(新高山城)で6日間すごしたあと、閏3月6日、本郷を発ち、沼田川をさかのぼって、棲真寺を経由して吉田の郡山城へ帰国しています(「毛利元就父子雄高山行向滞留日記」『毛利家文書』403号)。 棲真寺に向かう途中では、「滝を御見物なされ」たということですが、その滝とみられるのが、この瀑雪(ばくせつ)の滝です。 高さは、およそ30メートルあります。 この滝をみながら山越えすれば、棲真寺です。 いまはその道も荒れ果て、歩く人はいなくなりましたが、滝の周囲は、真夏でも気持ちの良い風が吹きぬけています。 元就も、たくさんのマイナスイオンをあびながら、滝を見上げたことでしょう。 まこべえ隊の調査は真夏におこなうことが多く、暑さには苦労しますが、ときにはこうしたオプションで、疲れをいやしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.08.14 01:00:51
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