燃焼の酸素消費量
僕は絶対にファンヒーターは使わない。もちろん石油ストーブもだ。ファンヒーターや石油ストーブは、灯油を燃焼させることによってその熱量を得ている。灯油は混合物だが、成分の平均の燃焼を化学式で書け!と言われたら僕はトリデカンを書くだろう。燃焼の化学式を書いてみよう。C13H28 + 20O2 → 13CO2 + 14H2Oです。さあ。計算だ。仮に灯油=トリデカンとし、比重0.79を使って計算してみる。大体、子供部屋程度に使うファンヒーターの灯油使用量は1時間に100ミリリットルだ(通常運転時)。重量で79グラムだ。一方部屋の大きさは6畳として9.3平方メートルである。高さ2メートルとして、体積は19立方メートルだ。そのうち、21%が酸素とすると、4000リットルの酸素があることになる。酸素濃度が18%になると酸欠の症状が出てくるので、570リットルの酸素が使われると危険領域となる(温度補正は誤差範囲としてパスだ。)。という風にして計算をしていくと…ファンヒーター連続使用時間2時間18分!!6畳の場合、2時間18分で酸欠領域になる。脳には、約145億個の脳細胞があるのだ。体が消費している酸素の実に25%が脳のためだけに使われているのである。酸素が少ないことによる脳へのダメージははかり知れない。勉強は脳をメインにして行っている、体の仕事である。できるだけ換気をしながらやったのがいいのは、言うまでもない。ただ…子供たちは極端に換気を嫌がる…僕のおススメは、燃焼型の暖房を他の暖房に切り替えることである。今日は大胆な意見で締めくくることにしよう。ボーナスが出たら、エアコンか電気ストーブを買いましょう。