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カテゴリ:着付け修行道
4月9日まで「虎屋の雛人形と雛道具」と題した展覧会を開催されているのです。 アンティークきものサークル karakoro の紫苑さん、情報ありがとう! さて、虎屋といえば、和菓子の老舗。 ずっしり金の延棒のように重たい(大げさ? 金の延棒、触ったことないくせに、って?)「夜の梅」などお馴染みですよね。 その虎屋の十四代御当主が愛娘のために調えられたお雛様。 庶民のお雛様とは天と地の差! すご~い綺麗、豪華なお雛様。 はぁ~、っとため息が出てしまうほど豪華絢爛の素晴らしさ。 美しい。 そして、召使、いや、もとい、侍従たちも、お道具類も「ご立派!」の一言です。 ここ数ヶ月忙しかったので、お雛様・雛祭り気分どころではなかった私。 実家の本当のお雛様は「納戸で待機中」になって早十数年。 昨年までは一人暮らしのマンションでも、祖母の昔のお土産、紀州の民芸品の小さなお雛様は出していたけれど、今年は彼らですら。 ごめんね~、お雛様、だからいつまでも私は「こう」なのね・・・(笑) ほんの一時間弱の鑑賞時間。 よそのお家のお雛様だけれど、なんだやとってもココロが和みます。 そして、ちょうど一年前、着付け教室で同級生だったYさんの言葉を思い出します。 Yさんにはとっても可愛い娘さんがいらっしゃいます。 Yさん: 「お雛様出すときね、あれ~、お内裏様とお雛様の位置、どうだったけ? と一瞬悩むの。 で、そうそう <お内裏様がお雛様の衿あわせに左手を入れられる位置>だっけって、思い出すの。」 きゃ~、お内裏さまが! お雛様を? つまり、Yさんは着物大好き・着付けもばっちりの方だから、そもそも「衿あわせ」を間違えることはない。 それが確たる基準となっているから、その発想が思いつくのです。 お内裏様とお雛様の位置は、地域や時代によって違うそう。 でも、なるほど調べてみると現代の慣習は大方、Yさんの発想の通り。 だから、皆さん、「衿あわせ」に悩んだら、自分がお雛様気分になって、お内裏様の左手で「イケナイことされちゃいそう」と覚えておくのもいいのかも! え? そんな着付けの覚え方なんて? 不束な? だから、何年たっても「こう」なのよ。そして、由緒正しき、虎屋のお雛様の配置? と訊かれると。彼らは「お雛様の着物=衿あわせ」の法則ではない配置。きっとこの雛人形の持ち主は、ちゃんとした立派な旦那さまのもとに嫁いだことでしょう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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