テーマ:小学生の勉強(1316)
カテゴリ:理科
実施して分かったことを追記します。
まず、ロウソクは 初心者でも安心「手作りキャンドルキット3点セット」パウダー500g入り ここが一番安いと思います。 500gもあれば十分楽しめます。今回はペレット1kg入りを1/4程度使いました。色付け用のロウは少なめに入れたほうがちょっとパステルカラーっぽくてむしろきれいです。 型は100円ショップで売っているシリコン型を使いました。他の入れ物に入れるよりも断然型離れがいいです。実験の時間が限られているので、型は小さいもの(2-3cm)を使いました。 型離れがいい代わりに、底に穴を開けて芯を通し、練りけしを詰めて固まるのを待つと言う手が使えません。練りけしとシリコン型が馴染まないのです。型をつくったあと、ゆっくりと穴をあけて芯を通すという方法をとることになります。 芯はタコ糸を2-4本撚って使う方法もありますが、やはり専用の芯を使ったほうがずっときれいです。ロウソクの燃焼も安定します。 座金は安いものですが、ケチって飲料缶のタブで代用しました。十分使えます。見えない場所のものですし。使わなくてもろうそくとしての性能はほぼ問題ありません。 実際には 1、湯せんか電熱器でロウを溶かし、 2、着色用のロウを削って入れ、 3、融けたら温度が65℃になるまで少し冷ましてから 4、シリコン型に入れる 5、氷水にシリコン型を浮かべて30分以上待つ。 という工程をとりました。 一人二つ作るのに50分!固まるまで本当は60分!時間的に非常に厳しいことになりました。 子供たちは楽しんだようですが。 1、ロウは融けると体積が増えること 2、ロウは固まると体積が減ること 3、ロウの融点は65-70℃くらいであること の観察は不十分でした。 その後、実験も見たいとのことなので、30分で駆け足の実験。 実験を台本通り見せ、ロウソクを人数分用意したので個別実験もやりましたが、演示実験中は他のロウソクを消しておかないと、夢中になって火の上から覗き込みます。 ガラス容器の中にオキシドールを入れて(30-50ccくらい)親指の先くらいの鶏レバーを潰して入れ、素早くラップをゆるく凹まして酸素が発生して膨らむまで待つ。十分酸素が発生したら、火を点けたスチールウールを入れて燃焼するのを見る。という実験は一人づつやりましたが、半分くらいの生徒さんはばっちり花火のような燃焼をみることができました。残りの半分の生徒さんは燃焼したものの、おびえて落としてしまい、ちょっとしょぼく終わりました。ちょっとどきどきしてもらえたかな。 この実験は結構危険で、もしビーカーでこの実験をやるときには、ビーカーをダメにする覚悟が必要です。今回は一個融けた鉄のしずくがはねてビーカーに丸く欠けた跡が残りました。スチールウールも小指の先程度の大きさよりも大きくすると危険です。 消火用のバケツと濡れ雑巾を用意してからやりました。他の可燃物も近くに置いてはいけません。私はロウソクを片付けて、別のテーブルでやりました。 ちょっと時間オーバーして会場管理者に怒られました。 次は魚の解剖にしようか、迷っているところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.08.13 23:27:44
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