テーマ:小学生の勉強(1316)
カテゴリ:理科
前回の手作りキットでは、半田ごての回数も少なく、非常に簡単だったので、ほんの少しレベルを上げました。
大体の小学生は市販のキットを使えるほど半田ごてがうまく使えないのですが、前々回の練習があったので、市販のキットを使ってちょっと楽をしようと思ったのです。 使用したキットはこちら 光感知メロディキット ハート型のケースの中で光を感知したらオルゴールが鳴るキットです。 一つ350円と、お教室でやるのにはお手ごろな値段です。 但し、説明書は中国語と英語で書いてあります。実際には少人数で解説をしながらやるか、自分で説明書を書く必要があります。 キットの動作自体は意外と安定していますが、絶対に失敗する子供がいるので、その分余分を用意したほうがいいと思います。 一番最初に半田ごてでのヤケドに注意することを声に出して確認します。 次に部品が全部そろっているかどうかを確認します。 これは英語の説明書をそのまま利用し、チェックを入れました。 部品のチェックは大き目の白い紙の上でやります。なくす子供がいる可能性があるからです。 次に私が作っておいたお手本を見て、部品を並べます。 実は説明書にはどこに何をつなぐと良いかが全く書いてありません。回路図とピンボケの写真だけです。どこに何をつなぐかは、回路図を見ながら、秋月電子通商さんの この図が参考になります。基本的にこのキットは表面実装で、スピーカだけを裏からつけるとうまくいきます。 ここで部品は並べるだけにしておきます。 部品が並んだら、 1、スピーカーとワイヤ 2、電池ホルダー 向きに注意。爪を内側にしないと電池を入れられません。 3、CdS光センサー 4、ワイヤとPCボード 5、抵抗とPCボード の順に半田をつけていきます。 PCボード上のICはこのキットの頭脳部であり、非常に熱に弱いことを説明しておきます。また光センサーも熱には弱いです。ここの半田付けはちょっとお手伝いを要します。本来は熱に強い抵抗を一番最初に半田つけするのがセオリーなのですが、このキットではPCボードのすぐそばに抵抗があるので、最後にします。 子供の半田なので、一つ終わるごとにテスターで抵抗をチェックし、半田不良がないかを確認して次の段階に進みます。 半田のコツはつけたい場所を3秒半田ゴテで暖めてから半田の線をおしつけていくこと。多量に半田を盛り上げると隣の線にまであふれて短絡してしまうので、半田の量は少なめにします。 短絡してしまった場合にはニッパーで余分な半田を削り取ると何とかなります。 プリント基板の配線部分には直に半田ごてをつけてはいけません。プリント部分がはがれてしまいます。これで失敗して用意してあった予備の基盤を使った子供がいました。 電池は抜いた状態で半田をつけること。 電池を半田ゴテで暖めると爆発する恐れがあります。 半田がきちんとついていたら電池を入れてオルゴールが鳴るかどうかを確認します。 鳴ったら、スピーカーの金属とPCボードが短絡しないように両面テープなどで絶縁してからケースにしまいます。 所要時間は80分。保護者のご協力を頂きながらなので、かなりアップアップでした。 全員が無事に成功し、ちょっと音痴なオルゴールを持って帰りました♪ セロテープかマスキングテープを仮止め用に持っていくとよかったと反省しました。 説明書なしで私が作ったときは3時間かかったのは内緒です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.24 10:52:56
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