テーマ:小学生の勉強(1316)
カテゴリ:理科
光の三原色 メモを読み返したけれど、これでは参考にならないので補足します。
まずは、何でもいいので半田を使う回路を作成すること。この場合には、順電圧3V以上あれば赤のLEDを使うと良い。電池はアルカリ乾電池が良く、電池ボックスは2個か3個を直列でつないでいるものを使用する。抵抗は100~330Ωのどれか。55Ωでも大丈夫らしいけれど、私は100Ωまでしか試していません。 電池ボックス 直列で2個~3個 赤のLED 一つ 抵抗 100~330Ω 1/8W~1/4W 一本 抵抗が高いとダイオードの明るさが暗くなるのを確認するのならば10kΩくらいのものをつないで100Ωと比較すると良い。ちなみに10kΩはすごく暗くなるので、昼間に実験すると光っているのが確認できない。昼間しかできないお教室ならば1kΩまでに抑えておくのがお勧め。抵抗は一番安いカーボン皮膜抵抗で十分です。 黄色、緑、青の発光ダイオードのうち、青は値段も高く、順電圧3.5V以上ないとちゃんと光らないので、この実験からははずしたほうが無難。他の色ならば電池2本の電池ボックスでも実験可能。どうしても青をやりたいのなら電池ボックスは3本直列のものにして、抵抗は330Ωをいれるのですな。 この実験の目的は 「電気が流れるためには回路が必要」 というところにとどめておくのが良いかも。中学生なら抵抗と電圧と電流の関係=オームの法則 を考えても良い。 注意 必ず新品のアルカリ乾電池を使うこと。古い電池やマンガン乾電池だと電圧が下がっているのでLEDが光らないことがある。 危険 電池に決して半田を直につけないこと。 爆発する恐れがある。 半田ごてに習熟したら、フルカラーイルミネーションLEDを使って電子工作を行う。 電池3個を直列でつなぐ電池ボックス 1個 アルカリ乾電池 3本 φ5mm フルカラーイルミネーションLED IC内蔵タイプ 1個 抵抗 100~330Ω 一本 φ6mm ストロー 2cmくらい 汎用基盤47*70mm 厚紙などでも代替可能だが作りにくい。 18号~20号の太目のテグス 電池ボックスと基盤をしまうケース お好みに応じてビーズやガラスのチャームなど 半田 半田ゴテ グルーガン はさみ IC内蔵タイプなので、半田でつけるのははじめに行った電池ボックスとLED発光ダイオードと抵抗をつないでつける作業と同じ。 1、抵抗、発光ダイオード、電池ボックス(必ず電池ははずしておく)を半田ごてでつなぐ。 2、電池を入れて光るかどうかを確認する。 3、太いテグスを15~20cm程度の適当な長さに切る。20号なら40本くらい。18号なら45本くらい。 4、2cm程度に切ったストローにテグスを差し込んでいく。発光ダイオードに接する側は長さをそろえるのがきれいに光るコツ。 5、発光ダイオードにテグスを差し込んだストローをかぶせ、テグスをうまくばらけさせて形を整える。 6、グルーガンでテグスを差し込んだストローと発光ダイオードをくっつける。 7、電池を入れてケースにしまう。 8、お好みでビーズやガラスのチャームで飾る。フェザーや手芸用の綿などで配線を隠すとおしゃれ。 危険 グルーガン、半田ごてでのヤケドに注意。グルーガンのヤケドのほうがやっかいなので、グルーガンは大人のみが使用するのが良い。 工作時間は初めてのお子さんで60分前後。慣れた人だと10分かかりません。意外と時間がかかるのがテグスを切る作業なので、2-3m切ったものを全員に渡し、手分けをして切るのが良い。 今回は予算の関係で電池ボックスは2本直列でやりました。これだと4-5日付けっぱなしにしておくと電圧が3.2Vから2.1Vくらいまで下がってしまい、赤しか光らなくなります。ずっときれいに光らせるなら電池は3本直列がいいです。 部品は 秋月電子通商さんから通信販売で入手しました。ここがどこよりも安く、対応もそこそこ良く、電子工作をするなら断然お勧めです。 それでも 電池ケース 60円、 抵抗 10円、 オーロラLED(=フルカラーIC内蔵RGB LED) 90円 、汎用基盤 70円、 アルカリ乾電池30×2本=60円、テグス1200円/5=240円、ケース105円 で二回目の工作の材料費だけで600円です。ビーズとかはさらに高いかも。送料と代引き手数料はもちろん私のポケットマネーから。この工作の授業を赤字がでないようにするには材料費を1000円くらい頂かないと。今回は試作も含め2万円くらいかかっています。 ホームセンターなどで購入する場合にはオーロラLED=フルカラーIC内蔵RGB LEDが大体300-500円/本くらいします。多分そもそもこのLED自体がないです。 電池ケースの3本入りってないんですねえ・・・。オキシライドでやりますか。6P型9Vの乾電池だと抵抗は必ず高くしてほしいところです。本当は4V以上5V以下がいいのです。難しいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.23 09:38:40
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