カテゴリ:試験前の追い込み
IV-15 答え3
カナマイシン、ストレプトマイシン、テトラサイクリン、アンピシリンは抗生物質で、原核生物の発育を阻害し、遺伝子導入を確認するマーカーとして用います。 アジドチミジンは逆転写酵素阻害剤で抗ウイルス薬であり、HIV治療に用います。従って、遺伝子組み換えを行った原核生物の選択には不適切です。 !!求む!! 私はこの分野にきわめて不案内です。詳しい方の補足を求めます。 分野 遺伝子工学 マーカー IV-16 答え5 ヌードマウスはT cellが作れない為に免疫力が弱い。 リンパ球のうち、体液性免疫、抗体産生に携わるのはB細胞で、細胞性免疫に携わるのはT細胞である。B細胞による抗体ができるまでの間はT細胞が異物を排除する。 分野 免疫学 リンパ球 B細胞 T細胞 IV-17 答え2 この問題はカタルヘナ法(組換え生物等の使用等の規制による生物多様性の確保に関する法律)に関する基本的な知識を問われています。 1、P1は物理的封じ込めが最も緩い実験施設なので× 2、正解 ○ 3、P2レベルに必要なのは安全キャビネットとオートクレーブ、実験中の表示です。 × 4、オートクレーブの設置が義務付けられているのはP2以上です。× 5、バイオハザード対策としては実験施設を「陰圧」に保つことが有効です。× http://www.gene.mie-u.ac.jp/Recombinant/Recombinant-2-A5.html こちらに図があるのでイメージしやすいかと思われます。 分野 法規 カタルヘナ法 IV-18 正解5 1、そのとおり ○ 2、デキストランを構成する糖はグルコースのみ。× 3、そのとおり ○ 4、そのとおり ○ 5、デキストランやその誘導体は「抗原性が低い」ため医薬品としてよく用いられる。× 分野 生化学 クロマトグラフィー 高分子化学 IV-19 正解2 1、アクリルアミドモノマーは「神経毒性があるため」取扱に注意しなければならない。× 2、そのとおり。SDSはマイナスの荷電を一分子にひとつ持っており、タンパク質と結合してミセルを作るため、陽極にひかれて移動する。○ 3、TEMEDは重合・ゲル化開始剤であり、架橋剤はBisアクリルアミドである。× 4、Laemmliの系では分離ゲルはpH8.8、濃縮ゲルはpH6.8である。× 5、アクリルアミドの重合は酸素によって阻害される。× この実験はどこでもやっていますが、ラボによって「方言」が多い手法です。郷に入っては郷に従うのが良さそうです。始終SDS-PAGEをやっているところはAPSが新しいので、少な目の濃度で重合させますが、たまにしかSDS-PAGEをやらないところは10倍量入れてやっと固まるというところも少なくないです。 分野 生化学 タンパク質分離・同定 IV-20 正解5 1、生理的pHの範囲ではタンパク質を構成する20種のアミノ酸は全てアミノ基もカルボキシル基も解離している。○ 2、×リジンのα-アミノ基のpKは9.06、ε-アミノ基のpKは10.54でα-アミノ基の方が低い。 3、○代表的なアスパラギン酸プロテアーゼはペプシンである。 4、×リジンとアルギニンではリジンのpIが低い。アルギニンは極性が最もアルカリよりのアミノ酸である。 5、○グリシンのpIは5.97、ロイシンのpIは5.98で解離可能なアミノ基とカルボキシル基をひとつづつ持ち、等電点も近い。 分野 生化学 アミノ酸 酸解離定数 等電点 平成21年度 技術士一次試験実施 から抜粋します。 受験申込受付期間 (1) 郵送及び窓口受付 平成21年6月16日(火)から7月3日(金)(土曜日・日曜日を除く。) 受験申込書類は、社団法人日本技術士会あて書留郵便(7月3日(金)までの消印のあるものは有効。)で送付するか又は同会へ持参すること。 (2) インターネット受付 平成21年6月1日(月)から6月15日(月)まで 受験申し込みは、社団法人日本技術士会ホームページの電子申請窓口により申請する。 試験の実施は平成21年10月12日(月・祝日) 試験に関する問い合わせは 試験の実施に関する事務を行う機関及び申込書類提出先 指定試験機関 社団法人 日本技術士会 〒105-0001 東京都港区虎ノ門4丁目1番20号 田中山ビル8階 電話番号 03-3459-1333 です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.02.08 21:49:05
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