カテゴリ:試験前の追い込み
IV-1 答え1
RNAは塩基,糖(リボース),リン酸からなる化合物である。 RNAの塩基はアデニン,グアニン,シトシン,ウラシルの4種類存在する。 よってRNAを加水分解すると塩基の種類によってアデノシン一リン酸(AMP), グアノシン一リン酸(GMP),シチジン一リン酸(CMP),ウリジン一リン酸(UMP) になる。このうち旨み成分として知られるのはGMP別名グアニル酸とAMPの分解物であるイノシン一リン酸(IMP)別名イノシン酸であり、GMPはしいたけの旨み成分,IMPは鰹節の旨み成分として知られる。 IV-2 答え5 1、○ 有機廃棄物中の炭素は堆肥中の微生物によって二酸化炭素となって空気中に放出されます。 2、○ コンポスト化する有機廃棄物には下水処理で生じた活性汚泥を使うことがあり、活性汚泥中の重金属による土壌汚染に留意する必要があります。 3、○ 堆肥によって植物が必要とする窒素分、カリウムが供給されれば、化学肥料を削減でき、究極的にはまったく使わずに農業を行うことができます。 4、○ 堆肥化施設は単純な焼却処分に比べると工程が複雑になり、副資材などの経費がかかる傾向があります。 5、× 有機物中の窒素成分は微生物によりアンモニア態窒素と硝酸態窒素になります。堆肥化の過程でアンモニアを多量に生じますが、全てが大気中に放出されたら、肥料になりません。 IV-3 答え3 1、× N-グリコシド結合は、糖鎖のN-アセチルグルコサミンとタンパク質の”アスパラギン”残基のアミドのNに結合する。 2、○ O-グリコシド結合は、糖鎖のN-アセチルグルコサミンとタンパク質のセリン、またはスレオニンの側鎖のO原子に結合する。 3、× O-グリコシド結合は酸に不安定ですがアルカリには比較的安定です。 4、○ N-結合型糖鎖には、高マンノース型、複合型および混合型があります。 5、○ 例えばカドヘリンは細胞表面にあって細胞間接着に働く糖タンパク質である。 http://www.j-oil.com/finechem/html/terms/sugar/ntype.html グリコシル化 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%AB%E5%8C%96 横浜市立大学 梶原研究室 糖タンパクについて http://kajihara.sci.yokohama-cu.ac.jp/L1_background.html http://www.gak.co.jp/TIGG/69PDF/mizuno.pdf#search='Oグリコシド結合 β脱離' IV-4 答え1 エドマン分解→N末端のアミノ酸のC側を特異的に遊離 ヒドラジン分解→数少ないC末端のアミノ酸を遊離する試薬 臭化シアン→ペプチダーゼが使えない条件でも使え、メチオニンのC末端側でペプチドを断片化する。ペプチダーゼに比べるとやや特異性が弱い。 IV-5 答え5 1、× 硫安沈殿はタンパク質の濃度によって沈殿のしやすさが異なる。 2、○ ゲルろ過クロマトでは最初に高分子、遅れて低分子が溶出する。 3、× スルホン酸基を導入したイオン交換樹脂は陽イオン交換体です。 4、× アフィニティークロマトでは目的の酵素に対する補酵素を固定化することがよく行われます。阻害剤、抗体を固定化した場合よりも酵素の失活が起こりにくい為、補酵素を固定する方が望ましいとされています。 5、× ハイドロキシアパタイトは両イオン交換体です。静電的相互作用はタンパク質のカルボキシル基とカルシウムイオンとの間で、またはタンパク質のアミン基とリン酸イオンの間で静電的相互作用があると言われています。どちらに傾くかは、条件次第というか移動相のリン酸濃度次第というか。試しに使ってばっちり分離できることもあり、タンパク質を吸着して全く回収できないこともあり、結構ばくちです。使う前にあえて一つ前の精製段階のcrudeなタンパク質を流して、非特異的な吸着を防ぐこともあります。 バイオラッドのハイドロキシアパタイトのページ http://www.bio-rad.co.jp/B2B/BioRad/product/br_category.jsp?BV_SessionID=@@@@0853675139.1235452926@@@@&BV_EngineID=ccchadegifijlfmcfngcfkmdhkkdflm.0&divName=Life+Science+Research&loggedIn=false&serviceLevel=Lit+Request&lang=Japanese&csel=JP&catLevel=5&catOID=-27318&isPA=false&categoryPath=%2fJapan+Catalog%2fLife+Science+Research%2fChromatography+%7c+Protein+Purification%2fChromatography+Media%2fHydroxyapatite お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.30 10:03:53
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