カテゴリ:理科
金属のイオン化傾向を覚えていますか。
Li K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb (H+) Cu Hg Ag Pt Au イオン化傾向が大きいのはリチウムLi、小さいのはAu金、でイオン化傾向が大きいほどイオンになりやすい、つまり水に溶けやすいのでした。 金属の硫化物が沈殿するときの条件はほぼこのイオン化傾向で覚えることができます。 イオンにならない、白金と金は今回は考えません。 鉛Pbから銀Agまでのイオン化傾向が小さい金属は硫化物がどんな条件でも沈殿します。 亜鉛ZnからスズSnまでのイオン化傾向がやや大きい金属は水に溶けやすいです。 だから、硫化物イオンが沢山ある中性から塩基性のときしか沈殿しません。 そして、すごく水にとけやすいリチウムLiからアルミニウムAlまでは硫化物の沈殿ができません。 ばんばん、とイオン化傾向に線を引いて。沈殿する条件をここは酸性、ここは中性・塩基性、ここは沈殿しない、と書き込んでくださる? イオン化傾向とからめると硫化物の沈殿の傾向が丸暗記にならなくてすみます。 「先生、全然分からない・・・。」 なるほど。では、金属イオンをかっぱさんたちが沈めようと水の中に引っ張り込むイメージを作ってくださる? イオン化傾向が小さい金属は泳げない。あっぷあっぷです。そういうところへかっぱさんがちょっと引っ張ったら、すぐに沈んでしまいます。泳ぎが下手な金属はイオン化傾向が小さい金属で、かっぱさんは硫化物イオンね。酸性のときには硫化物イオンはちょっぴりしかありません。 それよりはよく泳げる金属の場合にはかっぱさんが大勢ひっぱらないと沈められません。だから、よく泳げる金属を沈めるときにはかっぱさんが沢山いないといけません。まあまあ泳げる金属が亜鉛とかね。亜鉛は中性からアルカリ性だと硫化亜鉛として沈殿します。アルカリ性だと硫化物イオンがいっぱいあるからね。 すいすい泳げる金属のときにはかっぱさんがいくらとりついても金属イオンを沈めることができません。ナトリウムイオンとかね。これは硫化物イオンを入れても沈殿しない。 怪しいかっぱさんのイメージが泳ぎまくっています。。。目が泳ぐのとどっちがいいかなあ。。。 僕、それよりも、普通に実験がしたいよう。はやくドラフトが直らないかなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.11.07 18:44:27
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