カテゴリ:理科
液体を注ぐとき。
液体にも癖がある。水は特殊な液体です。表面張力が大きい。水素結合があるので、分子間力も強い。 つまり水はすこしねばねばした液体です。注ぐときにも液切れが良くない。そこを見越して計り終わる少し手前でビンを傾ける角度を緩やかにすると、狙い通りの量をはかることが出来ます。表面張力がる、ということをうまく利用してやると、もとの液体に引っ張られて余計なしずくをこぼさずに済みます。 粘り気が強いので最初の注ぎだしは少し時間がかかる。そこで傾けすぎないのがこぼさないコツです。意外とコントロールが難しい液体です。 それに比べるとアセトンやエーテルはさらさらした液体です。水のようなつもりでビンを傾けると入りすぎる。少し緩めに傾けるといいようです。有機溶媒の場合には蒸気圧が高いので、ビンのふたの開け閉めのときにすこし緩めてから全開にする、という習慣をつけたほうがいいでしょう。一気にふたをあけると飛ぶことがあります。特に夏場。 水の場合には何が溶けているかで性質が変わります。一般的には水溶液になると体感としては粘り気が増します。 一斗缶やガロンビンなどは底を反対側の手で支えて、底を支えた手で傾きをコントロールすると失敗が少なくなります。 液体というものはしぶきが散りやすいもの。注いだ後は実験台をまめに拭いておくといいでしょう。よほどの達人で無い限り、必ず台の上にこぼしています。 達人になれんかったなあ・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.12.10 14:10:45
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