kokiriのにわ

今日は、今年になって初めての、Y君のどんぐりデー。

先週は冬休み最終日で、もしかしたらゆっくり過ごしたいかも、と思ってお母さんに聞いてみたところ、

「冬休みの宿題が終わっていないので休みます。」

という返事だった。やはり、宿題マシーンは稼働してないのか。環境設定が第一なのになあまたお母さんと、子どもがいない場所できちんと話さないと…そう考えながら迎えた今日。

Y君、リセットされてました。悪い方に…

いつも、我が家でどんぐりの時は緊張しているY君だけど、今日は特に強かった。まるで最初の頃みたいに。

冬休みで間は空いてしまったけど、もうすぐ通いだして1年になるのにな。

選んだのは、０MXの毛虫のおけいこの問題。まず、

「けむしって見たことないなぁ。どうやって描こう・・・」

と、ぶつぶつ言っている。時々、ちらちらと私の様子を伺う。

だいぶたって、私が

「Y君、幼虫は見たことある？」

と聞くと、

「ある！」

と言う返事。私が

「毛虫っていうのは、幼虫にびっしりとチクチクするような毛が生えてるんよ。」

と言うと、

「え～、どうやって描こうかな・・・（ちらっと私の方を見て）まず幼虫を描いて、それから毛を描こう」

と言って、やっと手を動かし始めた。

でも、3文目の

「 １かい くねくね すると おしりが ２かい ヒリヒリします」

で、

「ヒリヒリって、どう描けばいいんやろ？」

と、止まってしまった。

「ヒリヒリ」とういう感覚は分かるけど、それを描くってどうしたらいいの！？と、焦っているようだった。

好きなように、思うように書けばいいのに。緊張もあって、考えられない。

大丈夫。私は先生じゃないし、ここは学校でも塾でもない。正しい描き方なんてないし、気にしなくていいんだよ、と思って見ていたけど、Y君の手は動かない。

私はちょっとY君のそばから離れて、気長に待つことにした。

しばらくして、Y君を見ると…寝てるー！(-_-)zzz

ずっと前にもこんなことがあったなあ。この子、緊張がMAXになると、コックリコックリしだすのだ。

この問題はここまでにした。その後、Y君と少しおしゃべりをした。

私「『ビリビリ』ってどんな感じだと思う？」

Y君「う～ん、雷が落ちる感じとか？」

私　「なるほどねー。じゃあ、ピリピリは？」

Y君「(少し間をおいて）ちょっと…知ってる気がする。」

…と、また体裁を取り繕うとする。「知らない」とか「分からない」って言いたくないんだね。

私は

「こういう言葉ってたくさんあって面白いよね。」

と言ってお終いにした。

Y君は繊細だし、そうでなくても子どもはちょっとのことで状態が変わる。やっぱり環境設定について、なるべく早くお母さんと話をしないといけないと思う。