新監督
柱谷哲二コーチ(42)が4日、東京・稲城グラウンドでのサテライトで臨んだ練習試合、国士舘大戦を指揮。0-1で敗れはしたが、低迷の原因である守りの改善に努めた。ラモス監督は明日6日の京都戦後にも解任されることが濃厚で、7日に予定される編成委員会で、柱谷コーチの昇格が決まる可能性が高い。国士大との練習試合にFWフッキ、MFディエゴらも先発しながら0-1。様々な布陣をテストしたとはいえ、関東大学リーグ1部8位校に敗れた。復調の兆しは見えない。今年の新体制時にラモス監督及びフロントが決意を述べたコメントです。浦和レッズとしては以下のコメントと現状の東京Vを踏まえて分析してこうならない様に、反面教師として参考にすべきだと思います。萩原敏雄代表取締役会長兼社長「本日はお寒い中こんなにたくさんの方に集まっていただきありがとうございます。東京ヴェルディは昨年残念ながらJ1へ上がることができませんでした。その反省を踏まえて、今年を迎えるに当たっては、早めにラモス監督の続投を決めさせていただいて、ラモス監督と今年のチーム作りについて、いろいろと話し合った結果の補強をいたしました。本当に素晴らしい補強ができたと我々は思っています。この補強ができた以上、もうラモス監督には勝っていただくしかないということをお願いするだけです。本当にこれだけのメンバーをJ2のヴェルディが揃えたということで、ラモス監督には1試合1試合に進退をかけるつもりで戦っていただきたいと思います。勝つことはもちろんのことながら、我々クラブとしては経営力、あるいは営業力をさらに一段と努力をして、これだけのチームにふさわしい営業力をあげていきたいと考えております。私共としてはこの補強はほぼ万全でであると自信を持っておりますので、是非今年は期待していただきたいと思います。ラモス監督にはとにかく最初からぶっちぎりで行きましょうと。2位でも上がるとか、入れ替え戦に勝てば、なんてケチなことを言わないでトップを走り続けていきたいなと思っております。本当に今日はありがとうござました」ラモス監督「お忙しい中、こんなにたくさんの方にお集まりいただきありがとうございます。すべて会長が話されたように、一昨年はチーム作りのときに、オファーがあったのがギリギリでなかなか選手を集められませんでした。昨年同じ場所で1年でJ1へ復帰させますと自信たっぷりで言っていたと思いますが、やはりJ2は甘くないですし、若い経験の少ない選手も多かったです。今回反省したのは若手のために手本、鑑となってくれる選手が必要だと、グラウンドの中の監督が必要だと思いました。そしたら素晴らしい選手達がやってきました。今年はどんなことがあってもJ1へ復帰したい。自分達のサッカーを続けることができれば、間違いなく上がれると思います」 加藤善之強化部長「今年も16人の選手補強をしました。先シーズンの反省を踏まえ、今シーズンは何としても上がる。J1へと上がって、近い将来J1のトップを目指すというクラブの思いとあとはラモス監督を何とか男にしたいという強い思いの中でこういう補強を実現できたことは本当によかったと思っております。昨年の反省としては安定してチーム力を発揮することができませんでした。失点の多さであり、また良い内容で戦っていても、なかなか継続できないという状況でした。その辺りを踏まえて、今年の補強のポイントとして、まず守備組織の確立、つぎに敗戦に動じないメンタリティ、チーム内競争のさらなる促進ということで、2007年を戦う補強、そして近い将来という2つの視点で他クラブからの移籍が9選手、新卒で7選手と契約をしました。特に今日前に座っている選手たちはJリーグで多くの経験を積んだいわゆる修羅場をくぐってきた選手達の補強をということで、2006年以上にパワーアップしたチームだと感じています。その中で既存の選手たちと融合し、クラブとしての総合力を高めていきたいと思っております」