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2010年03月10日
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カテゴリ:家族
雪が積もった山を見ながら吐く息は白い。

昨夜も雨が降り続いてなかなか寝付けなかった。

明日は息子のライブだというので何とか仕事を片付けて午後からのライブを聴きにいく予定だった。
差し入れも持っていってやろう、何がいいかな?色々と考えていたのだが、明日も寒さは続くとのこと、さらに息子の住む松山など中予地方は大雪警報が発令された。


一昨年の雪が降った日。入院中の父を見舞いに母を乗せて息子と私の3人で松山から帰れなくなった時のことを思い出した。

チェーン規制、高速道路は通行止め、途方に暮れたあの日のことを鮮明に思い出した。

ガソリンスタンドへ飛び込んでもチェーンは売り切れ、タイヤもスタッドレスではなく、どうやって帰ろうかと思いあぐねていた。今治まで大型バスの後ろをやっとこさ走って結局ビジネスホテルに泊まった。1時間で帰れる距離を5時間もかかったあの怖さ。
あの時の恐怖は体にしみついているようだ。


息子からの電話は、そのことを心配してのものだった。
「なぁ、明日は無理せんと、家でじっとしときよ。ライブはまた次の機会もあるからさ」
「やっとパパも都合付けて行けるようにしたのに、残念だなぁ」
「でも雪道を走るんは怖いだろ?親父と一緒だからって事故に遭わないとは限らんよ」
「そうね、じゃぁ頑張ってね、足元気をつけてよ。雪で滑るから」
「あぁわかった。休みにはまた親父とドライブがてら遊びに来いよな」
「はいはい。差し入れ持っていくわ」
「待ってまーす」


心配するようになって電話をかけてきた。
次は必ずライブにいくからね。
明日は楽しんで演奏してくれることを願っている。





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最終更新日  2010年03月10日 22時31分41秒
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