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2011年02月25日
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カテゴリ:家族
私の妹は東京で一人暮らしをしている。

昨年の夏、不当解雇に遭い、今は土日、祝日のみの仕事をしながら平日はハローワークへ通いながら勉強をしたりちょっとしたバイト先を探しながらつつましい生活を強いられている。

そんな妹に私は何もしてやることが出来ないでいる。それが口惜しい。


今日、彼女と話していて思い切って言ってみた。


「ねぇ、もう東京で頑張らなくていいから私のうちにいらっしゃい。実家に帰ろうなんて思ってないでしょう?まだ都会で生活するよりは私のうちのほうがラクだと思うから、遠慮しないで甘えていいからね」


「・・・ありがとう。その言葉だけでじゅうぶんよ。私はもう少し頑張ってみたいの」


実の母からの冷たい仕打ちに何年も泣かされてきた妹の暮らしぶりを初めて知った時の動揺は今思い出しただけでも胸が締め付けられる。
私は何も知らないでいた。それが許されるとは到底思えない。


知らないでいたことの恥と恐怖と情けなさを味わった。


恋愛だってしたかったろう・・・
お洒落だってしたかったろう・・・

全ての自由を母に踏みにじられて仕送りと実家からの催促の宅配便に明け暮れるように働いていた彼女である。


48歳になる妹に何処かいい働き口はないものだろうか?
あんなに真面目で曲がったことの嫌いな妹がちゃんと働けないなんて、世の中間違ってるとしか思えない。

母のわがままで大学進学の道も本人に断りなく諦めさせられた。これに関しては今でもつらい過去だと涙ながらに訴える。

私は短大に進学し短期の留学もしたし、好きなように生きてきた。

妹とは雲泥の差があるだけに申し訳ない思いで胸がつぶれそうになる。



世の中は不景気。

だが、真面目に生きているものが馬鹿を見る世間ではおかしい。

政治家は私利私欲の塊ばかり。


少数の一握りの幸せを与えられなくて何が改革?政権?



私は妹に幸せになってほしいだけ。心のそこから願っている。





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最終更新日  2011年02月26日 11時26分02秒
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