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カテゴリ:子どもの性格としつけの仕方
くつろぎの情緒は、リラックスしながら表れる情緒です。空腹が満たされた時とか、期待していた結果が現われた時とか、目標が達成された時などに、満足感として表れます。不快な面では、自分の思い通りにならないと悟り、あきらめる形で、力を抜いた泣きが現われます。ですから、くつろぎの情緒が表れることで気持ちが落ち着きます。特に「あー、良かった」と思う満足感は、思い通りになったという安心感になっていきます。さらに、安心感を覚えることで、心にゆとりが生まれます。
この情緒で押さえておきたいことは、活性化した状態のままに落ち着くことです。満足感の喜びが活性化の基となるのです。普通、リラックスすると、力が抜けてエネルギーも失われると考えられます。くつろぎの情緒の場合は、うれしいと感じつつ落ち着くのです。ですから、頭が冴えたまま落ち着くことになります。活力に溢れた落ち着きと言ってよいでしょう。この時には、落ち着きながらも積極的な活動が出来る心の状態が出来上がります。 この情緒が基調となることで、ゆったりした気持ちで活発に動いたり、注意を集中させたりすることが出来るようになります。落ち着きながらもいろいろな活動が柔軟に出来るようになるわけです。子ども時代は、活発に動けば心も浮かれた状態になってしまい、調子に乗り過ぎてはめをはずしたりします。また、一つのことに集中すると、他のことには配慮出来なくなったりします。しかし、大人になるにつれて、3つの情緒が混ざり合い、活発に動きながらも気持ちはゆったりしていたり、ゆったりしたままで集中出来るようになったりするのです。
くつろぎの情緒は、満足感から安心感を生み出していきます。心地よくゆったりとした気持ちになれるのです。人とつきあう時にも、抵抗感や違和感を持つことなく心を開いた状態で、人とつきあえるので人との親密な関係が出来てきます。人との距離感が縮まり、かつ、柔らかな気持ちになりますから、人の感情に合わせて心が響くようになり、人が喜べば自分も喜ぶという共感関係が出来て来て、他者への配慮も可能になります。くつろぎの情緒は、人との絆を深める情緒と言って良いでしょう。
このように、くつろぎの情緒は、仲が良い人間関係を築く上で重要な情緒です。この情緒が弱く固い情緒が強いと、心を開いたつきあいが出来なくなり、よそよそしい感じになってしまい、打ち解けた関係にならなくなってしまいます。一方、活発な情緒が強く現われると、活発なつきあいを楽しむことが出来ますが、落ち着いたしっとりした関係を作ることが出来なくなります。くつろぎの情緒は、人との安心出来る関係を築くのに役立ちます。 ペーパーバック アマゾンから。
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ほどき心理相談所 心理相談、発達相談を受けています。 hodokio@sirius.ocn.ne.jp メール相談は、無料です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年10月09日 10時36分10秒
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