『積み重ねたもの・積み重ねていくもの』
夢はいつだって近くにあるよ。皆手をださないだけさ。 (映画「明日があるさ」)いつも何かを模索し、何かを求め、手をさしのべておかないと運は降りてこない。 (伊集院静)9月23日九月の雨・・・・思いの外、静かに降っている。あの日から激動のような日々と何処か乾いて淡々とした、そして取り残されたような静かなな時間が過ぎていった・・・・思い起こすと、退院したては感染症で数週間高熱に魘され、抗生剤の点滴を受けたが、そのかいもなく身体の一部を失い体力気力ともに無くして、自宅へと帰ってきた。ベットに寝ても寝返りも起きることも出来ず。3wayの電動ベッドで起きあがり、トランスはかみさんが手伝い、掛け布団さえ動かせず。かみさんがそばにつきっきりで寝ていた。夜中の導尿もベットの柵に尿器とカテを入れるものを用意して、ベットサイドですませた。日中導尿は出来たが、お通じは便座まで移動できず補助してもらった。風呂も二人がかりで入れてもらったが、今は、殆ど一人で出来るようになった。もうじき二年になる積み上げてきたものとは時間が過ぎないとわからない。その時は泣きたいぐらいに辛く重いものなのに越えてしまうと懐かしい思に変わる。今日は、TD先生のリハだった。思いの外の痙性に先生も、『おぉぉぉ・・・』と声を上げた。汗びっしょりかいて1時間半近いほぐしをしてくれ、その後膝立ちの訓練となった。痙性が強いので無理ではないかなと思っていたが、さすがにプロそこはしっかり仕事をなさる、すんなり膝突き立位になれた。股関節は回数を数えるごとに可動域が増えてくる。落ち着いたところで左右に体重移動の運動、支え無しでの立位維持の訓練、へっぴり腰姿勢より、骨盤の突き出し運動を数十回『子作り・子作り』と絶叫しながら腰を振っていたのを見た、かみさんと桜子さんは『』、先生とわたしはニヤニヤと笑っておりました。分かる人だけ笑って下さい。リハ終了後お二人からの差し入れのおはぎやお菓子そして飲み物まで頂きながらのいっぷくタイム。 桜子さん:『毎回、変化が見られますよね、さすがに腕がいいわね』TD先生:『いいや、へっぽこさんが退院してからも、継続してリハし ていたから、それだけの機能があるってことですよ』『無いものが出てくるわけではないですから』『これで、早く装具を作ってもらって、膝が安定したら、膝立ちは出来るのだから、後は足ですね、関節の拘縮はないけど、下腿三頭筋の緊張が強いから、尖足位になってしまう、でも、歩行を始めると抑制されると思いますね。後は、どのような歩行をするかですね、どちらにしても歩行訓練してくると身体が良い状態にしようと統合運動がうまれてきて、痙性なども抑制されてくるんじゃないかな、とにかく歩けないと言うことはないと思いますよ。』あとは、どのぐらい質量ともに少しでも上げる努力をするかが問題になってくるようだ。上肢の訓練も、もう少し時間を取らなければ行けない、下肢の足らない分、背損の方とは違い麻痺のため極端に弱い上肢も総動員しないと立てないし歩けない。それでも、よくここまでこぎ着けたものだと感心する。自分も誉めたいが、TD先生をはじめとして、ここまで支えて下さるみなさんにお礼を申し上げたい。また歩いてもう一度お礼が言えるように頑張りたい。雨の中をお墓参り行ってきた。さすがに疲れが出て爆睡するが、車椅子の上である、ベットに戻ろうとすると意識不明で、夜中の導尿後にベットへ・・・・情けない・・・・24日くもり・・・・何とも、メリハリのある天気に些かとまどい気味。ゆっくりと朝寝坊と決め込む。お昼前に愛妻に隅々言えないところまで清めてもらい、シャンプーのにおいに包まれ昼食を取る。ぼーーーーーっと過ごす。今日は、久しぶりに夕方Y先生が特殊治療に来て下さった。経過報告や現在の状態チェックをしてもらい、右上肢と痙性を治療を中心に受け、かなり痙性がらくになる。新しい治療用アイテムと仕事用の手技を教わった。26日にはY,Jr先生が来て下さるとのこと。いやはい何とも有り難いことだ。今日の止めに息子と立位訓練で締めくくった。 人気blogランキングへ photo by<かみさん>