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2016.09.13
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カテゴリ:├ 気質
森の声さんのブログ「森へ行こう(心とからだと子育てと)」に1ヶ月程前から連載されている「気質」の話に、すっかり引き込まれています。

9月12日は、「気質は成長するのです」(無という思想)。

以下、抜き書きさせていただきます。


*******


「気質」も同じように、その状態を肯定され、満たされていると、自分に足らない要素を自分で求め始めるのです。

そして「無」(種)という状態で自分の中に隠れていた気質に気づき始めるのです。

本当は、人はその内側に「全て」を持っているのです。

そのことに気づけば現れ、気づかなければ消えたままです。

(中略)

親は子どもの偏りを直そうとします。でも、それをやると子どもは自分を守るためにさらにその「偏り」にしがみつきます。そして、状態は悪化していきます。

でも、「それでいいんだよ」と肯定していると、子どもはその「偏り」にしがみつかなくなります。そして、親が追い立てなくても子どもは自分の意思で自分に足らないところを補い始めるのです。


*******


ここでは「親が子どもの気質を肯定する」という形で書かれていますが、これはどの人間関係にも応用できるのではないかなーと感じます。

また「自分が自分の気質を肯定する」ことでも、同じような働きが生じるのでは、とも思います(私の感想です。違うかもしれません💦)




「気質」のことを知ってから、親との関係も、あぁ、そうだったんだね…と思えるようになりました。

母は、典型的な胆汁質。

多血質な面もあり、実家の中では、華やかで断定的な女王でした。




私は(自分の気質は、自分ではよく把握できないようですが)、多分、憂鬱質+胆汁質な子どもだったと思います。

でも母は憂鬱質な子どものことは嫌いなんだと、はっきり感じていて、自宅と祖父母宅では一生懸命に多血質的に振る舞っていました。

私の胆汁質のうち、頑張ることや競争が好きな部分は、家庭でも肯定されていました。

でも母の胆汁質と私の胆汁質が衝突すると、勝ち目はなかったですねー。


 

親や妹から見た私は、多分長年、一生懸命で能天気なお姉ちゃんだったんだろうなぁ。


 

子どもの頃、家庭の外では、それほど取り繕ってはいなかったと思います。

大学生以降は、友人達の影響か、バブリーな時代の空気のせいか、多血質が自然に強くなっていったような…。




子育て期の自分は、胆汁質+多血質だったかなぁ。

男の子3人で、日々体力勝負のところもあり、憂鬱質が出る幕がなかった?




それが三男の不登校で、本来の気質に引き戻された気がします。

森の声さんのブログでも、憂鬱質+胆汁質は「ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいる状態」と書かれていましたが、当時の苦しさを本当に的確に表現してもらった!と思いました。

心の中では胆汁質が荒れ狂っても、一方で人を追い詰めてはいけないという意識が常に働いていました。

そういえば、あの頃、逆流性食道炎になり、なかなか治りませんでした。

込み上げる言葉(息子に対してだけではなく)を喉元で止めていましたから💦心と身体は、なんともピッタリ、リンクしているものか…わからん




でもその本当に苦しかったときに、数日前のブログに書きましたが、無条件の愛のシャワーをたくさん浴びました。

憂鬱質な自分をさらし、弱音を吐き、涙を流しても、大丈夫でした…。




そして、いつのまにか粘液質を自分の中に感じられるようになったのは、本当に不思議です。

ずっと嫌いだった自分の憂鬱質な部分も、胆汁質の一部分も、大切に思えるようになりました。

楽になりました。




話ははじめに戻り、母との関係。

これも、実は変わりつつあります。

母は胆汁質だったから、ああいう物言いをしたんだなーと思うと、なんだ、そうか、と感じられました。

そしてその母も、緩衝材的な(?)父がいたから、安心してザ・胆汁質でいられたんだなと思うようになりました(父は、3ヶ月前に亡くなりました)。

母の胆汁質的な部分を拒否する気持ちが私の中で弱くなったことも関係あるのか、最近は、母が以前と違って見えます。

「気質は関係性の中で現れる」って、こういうことかなぁ…。





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Last updated  2017.02.06 19:25:53
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