パリジュテーム
パリジュテームを観てきました。梅田ガーデンシネマというスカイビルにある小さな映画館です。単館ムービーが多くて、大衆向けじゃないけれどちょっと見てみたい、という映画が多くやっていますね。パリジュテーム、愛モノとフランス語の勉強(への刺激?)のため見てみたかったんですけど以前の公開のときは公開期間中に行くことができず。でも、今回再公開がありまして、思い切って行ってきました。ぴあで、二枚でお得な単館のチケットがあったんですけどそれを使いました♪一枚は以前さくらんを。(あ、これは書いてないかも?)いくつもの愛の物語が短編でずらっと流れます。ひとつの話に5分くらい。いいなと思えるものもあれば、ギャグっぽいのもあり愛の形も、男女の恋愛に限らず、同性の出会いや親子や自分とのものもあり。男女のものも、さまざま。そう、年齢も生き方もさまざまですね。感動というのとはまた違うけれど、その「さまざま」というのがいいなと思いました。ついつい、日常に生きていると、自分と同じ環境の人の出会いや生き方の人と会話することも多いし、多くなりますよね。こうして、いろんなものに触れるというのは、心の刺激になります。ものの見方もまた違う方向から見えたり。フランス語だったり英語だったりするのはなぜか分りませんが舞台は全部パリ、です。私が夫婦をやっているからかもしれませんが、印象に残ったのは、ある夫婦の話。妻のあれこれが気に入らなくて、離婚して若い恋人と結婚しようと思っていたら、妻が病気になって。若い恋人と別れて、妻と向き合っていたらまた妻に恋をした、という。最初は好きだった記憶も長く一緒にいるとその気持ちを忘れたりいつもこういう部分がイヤって思うことが、出てくることもあるかもしれなくてでも、死が見えたときに、イヤと思っていた部分すら愛おしく思う、そういう風に視点が変わることもあるのかもしれないな、と。もちろん、相手が病気で死ぬってなっても、本当に嫌いになっていたら別れちゃうかもしれませんが、人として、長年一緒にいた人に情はあるし嫌いなところも含めての懐かしさがでてくることってあるのかも。まぁ私もまだまだ長年の夫婦をやっているわけじゃないので、かも、でしか話せませんが(笑)夫婦って恋愛の好き嫌いだけで出来上がっているわけじゃない、というのは日々実感しています。