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テーマ:訃報(132)
カテゴリ:つぶやき、人間関係
中学時代の同級生が、11月11日に急逝した。
夏に開催したクラス会の時には、足が悪くて杖をついていたし、 糖尿病があるとは聞いていたけれど、とても元気そうに見えた。 中学卒業後は家事手伝いの後に農家に嫁いだ。 舅姑のいる家に嫁ぎ、農業をしながらの子育ては苦労も多かったと思う。 若い頃から数年に一度のクラス会をとても楽しみにしていて、 「クラス会には絶対に出してもらいたいって言ってるんだ。だから、絶対に案内してよ」と いつも言っていた。 きっと、嫁の立場では自由に出歩くことも難しかったのだう。 私達の世代でもそのような人もいるのだと、彼女に会うたびに思ったものだ。 今年のクラス会も、足が悪いのを心配した娘さんが、一緒に同行してくれた。 「修学旅行は盲腸の手術をしたばかりだったので、行けなかったの。 だから、今回のクラス会はとても楽しみだった」と話していた。 クラス会を楽しみにしてくれている人は何人もいるけれど、その筆頭の人だった。 同室で泊まったので色々と昔話もしたのだが、苦労もあったけれど今は穏やかな日々だと話していた。 昨日、彼女のことを同じ中学時代の同級生に話を聞いた。 その夜、夕食後に急に具合が悪くなり、ご主人が様子が変なので声をかけたが、 すでに意識がなく、慌てて救急車を呼んだけれどそのまま旅立ってしまったという。 クラス会の思い出を楽しそうに話をしていたので、お棺にはその時の写真と クラス会に出るために買った洋服を入れたのだという。 そうか、あの日のことを思い出しながら旅立ったんだね。 あちらの世界には、すでに何人もの同級生がいるから、あっちでもクラス会できるね。 そのうちにみんなそちらに行くのだから、その時には一番クラス会を楽しみにしていた貴女が幹事をやってね。 そんなことを思いながら、冥福を祈っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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