|
カテゴリ:通信教育・大学、教育、講座、講演会
昨日は「HBC北海道文化塾」の二回目、齋藤孝先生のお話でした。
齋藤孝さんを知ったのは、多分「声に出して読みたい日本語 2001/9/12発行」がブレイクしたころ。 当時の私は、不登校の親やその子ども達との関りを始めていた頃で、 中学校に通っていない女の子と話を時々していた。 その彼女に、「この本を声に出して読んでみたらどう?」と教えたことがある。 その時に初めてこの人を知ったと思う。 今、この本を検索したら、シリーズになっていて⑥まであった。 講演を聞いたのは二回目。東京で当時関わっていたブックスタート事業のボランティア団体が、何かの賞をもらったので、会長の代理で授賞式に行った時。 多分、もう20年近くも前だったんじゃないか。 この時の講演は、全国各地で国語教育や図書館活動をしている人が対象者だったので、 日本語の本質などに関わるようなレベルの高いものだったと記憶している。 資料も随分丁寧に沢山作成されて配布され、一部を参加者全員で音読したのだが、 古典であっても音読すると何となく意味が腑に落ちるというか、 ちょっと目から鱗の気持ちがしたことを思い出す。 それに比べたら今回は、「コミュニケーションと発想力」というテーマで、 対象者も高齢者が多いということで、かなりくだけて楽しいものだった。 言葉遣いも以前の印象とは全く違っていたし、 話題も私たち世代の特徴や現代世相をちりばめているので、聞いているだけでも全く飽きない。 後半は、全員が体を使いながらの初対面同士のコミュニケーションをとるワークショップになり、 あの大人数の講演会場を沸かせる技術は大したものだと感心した。 昨日のお話でメモをとっていたものを羅列する。 ・コミュニケーションには漢字変換能力が大切 確かに、相手の話している言葉を脳内で漢字変換できなくては、何の意味か分からないことが多い。 ・相手を褒める時には具体的に ・人の話は胸で聞く ちゃんと話す相手に体を向けて聞くこと。 耳だけ、顔だけ、頭だけ向けるよりも伝わるのは確か。 ・人と会話する時は、意味はなくても上機嫌でいること。 確かに、不機嫌そうな人と話すと余計な気遣いをしてしまう。 私のモットー「とりあえず笑顔」に通じることかな。 ・身体文化と精神文化は人格の基盤。 この二つは継承可能なことであり、その上に個人の心が乗っかっている。 心は不安定なものなので、基盤がなければ揺れるし風に左右される。 ・読んだり聞いたりしたことを、要約して誰かに話すことで自分のものになる。 そんな話の中に、自分の経験をプラスして話すとよりgood! ・出会いの時を祝宴に。 そのほかにも、丹田呼吸の大切さや、緊張をほぐして出会いを明るいものにするヒントなど色々あったけれど、笑ったり拍手したりしてメモしていない方が多かった。 それほど目新しいことではないけれど、やはり時々意識することは大切だと思う。 – お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年04月15日 09時21分45秒
コメント(0) | コメントを書く
[通信教育・大学、教育、講座、講演会] カテゴリの最新記事
|
|