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テーマ:星のちいさな囁き(508)
カテゴリ:***** 歴史 *****
にほんブログ村 1877年(明治10年頃)、夜空に赤く輝く星が現れました。 まさに時代は、西南戦争の混乱期。 人々の間に、次の様な噂が広まりました。 「あの赤い星の中に、陸軍大将の正装をした西郷隆盛の姿が見えた。」 そしてその星は「西郷星」と呼ばれました。 (Wikipedia) 西郷星は浮世絵に描かれ、さらに話題になりました。 そして西郷星に願えば願いが叶うと評判にもなりました。 浮世絵にも、人々が勝手な願いを西郷星に託す様子が描かれています。 (平塚市博物館: 永島辰五郎(歌川芳虎)画 千葉私立郷土博物館蔵) 今日では、西郷星は火星であったと分かっています。 まさにこの時、火星が地球に大接近したのです。 (太田記念美術館所蔵) 御霊神社や天満宮など、日本では不運な最期となった人物を祀る風習があります。 それは”たたり”を恐れるためですが、いつしか祀られた人物に 異能の力があるという信仰に変わります。 西郷星も同じ感覚だったのでしょう。 (朝日新聞デジタル 鹿児島市立美術館所蔵) 今でも鹿児島では、火星を西郷星と呼ぶそうです。 【 プラネットボール 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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