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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2006年12月28日
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カテゴリ:第二章 123 ~ 187 話
.


ゆうすけ
  「まちがいない、あのビルの中で停まった。」

 とくさんの知り合いから、借りた小型電波発信機と、その受信機。
 街中でその発信源を突き止めたゆうすけ。

ゆうすけ
  「こういち、乗り込むぞ。
   これは我々の宣戦布告に当たる行為だ。これからは風当たりが強くなるぞ。」
こういち
  「この国のみならず、全世界中の脅威になるからね。
   今のうちに、元を潰さなきゃ。。。」
ゆうすけ
  「宣伝はさせちまったが、送り込む商品を作るところを叩けば。」

     パチン

 携帯型の受信機の蓋を閉じたゆうすけ。



 一方、研究所内の奥の部屋では・・・・

研究員
  「新しい DNA は、より多くの人体になじむことが可能のようです。
   このペースならば、スペック-2の期間が短くスペック-3の量産が
   可能となります。」

ブルーガー
  「よろしい。
   よくぞここまで進めたな。 ガイザー総帥もお喜びになることだろう。

   ところで、ニース博士は?」

研究員
  「今日は、生産工場の方に出向いております。」

ブルーガー
  「うむ、行動が早いな。」




警備員
  「ですから、バツ立ち入り禁止ですって・・・・」
ゆうすけ
  「じゃ、しゃがんで入ればいいんじゃん。」
警備員
  「そういう話じゃ・・・・」



    ムカッドーーン ダッシュ

 手をかざすセンサーがこういちのパンチパンチ一撃で破壊された。
 警備員が警備室に戻り、テーブル下にある非常警報装置のボタンを押した。

   スピーカ フォン フォン フォン

 けたたましく鳴り響くサイレン。

研究員
  「何事だっ」
研究員-2
  「はい、何者かが無断で侵入した模様です!」

ブルーガー
  「進入・・・?
   そう容易く入れるところではないのだが・・・・・」

      スパきらきらスパきらきらスパっ  トン

 分厚く頑丈な研究所入り口の扉が、鋭利な刃物のようなモノで切断され、
 蹴り倒されてフロアーに叩きつけられた。

        ドッスーーン ダッシュ

ブルーガー
  「ほう、入ってこれる者がいるのか。」

 警報のサイレンと共に、マシンガンを手にした所内の研究員達が
 入り口付近に銃口を向けて待機する。

ブルーガー
  「面白い、この状況をどうやって打破するのか見てやるか。」

 口を開けた入り口からは、こういち、そしてゆうすけが腰を落としながら入ってくる。

ゆうすけ
  「おじゃましま~す♪」

研究員
  「一般者は バツ立ち入り禁止 の場所だ。」

ゆうすけ
  「ほら、怒られちゃったじゃないか・・・・」

 ポカっ

こういち
  「痛てっ」
ゆうすけ
  「おまえが見学に行こうって言うから・・・・」

研究員
  「おい、ここは子供の来るところじゃない。
   さっさと立ち去れっ!」

ゆうすけ
  「へぇ~、ここは白衣着て銃を構えるところみたいだなぁ。。。」
こういち
  「変だよね。」
ゆうすけ
  「うん、変だ。学校の工場見学の作文ノートえんぴつにはそう書いておこう ^ ^ 」
研究員
  「工場見学の話は聞いて無い。
    直ちに立ち去れっ! さもなくば、キミ達をどくろ生かしておく訳けにはいかない。」


ブルーガー
  ( なんだ、子供じゃないか。 ) 奥の部屋からその様子を伺っている。


ゆうすけ
  「殺害だって。。。おー怖い。
   じゃ、その銃は本物ってこと? それじゃ銃刀砲所持違反だな。

   でも、普段白衣を着ている人達が引き金引いたことあんのかなぁ。
   それにそれぶっ放すと、ここの設備を壊しちゃうよ。」

研究員
  「こちらから打てば、壊れて困るものはない。
   立ち去らぬのなら、子供とは言え容赦しない!

   打てっ!

 掛け声と共に物陰に隠れるゆうすけ。

 ダダダダダダダダダダダダっ
     ダダダダダダダダダダダダっ
          ダダダダダダダダダダダダっ

 一斉射撃が始まったっ!

 こういちは、一瞬にして前方から順に銃を構える研究員をなぎ倒し、
 マシンガンを手元から弾きとばしていった!

     バイバイバシっガツ★  ぐーバシパンチバシぱーバシっ★
              ズカっムカッバシっ★バイバイ


                 チュン チュン チュン


 いくつかの弾が壁に当たっていた。
 そして、次々とマンンガンを弾かれ倒れる研究員達の姿。

研究員
  ( あわわわ・・・・・ )

 銃を持たず、震えて声にならない最後の一人となった研究員の前に立ち、

こういち
  「施設を守ってやったぞ。」

 そういうと、両手を開いて無数の発射された弾を見せつけ、そして足元に落としたのだった。

       パラパラパラ

 なんということかっ!
 あのマシンガンの嵐の中をかいくぐり、研究員から銃を引き離すと同時に、
 飛び交う弾丸を叩き落としたり素手でキャッチしていたのだった!

 こういちの足元、そして近くに散乱する無数の銃弾・・・。

ブルーガー
  ( おい、なんてガキだ・・・・
        あれをものともしないとは・・・・)

   「おいっ、ありったけのテスト戦闘員を出せっ!」

 ブルーガーの号令で、奥の部屋から数十人の戦闘員が続々と出てきた。

ゆうすけ
  「まだやるのかよ・・・・。
   本当に設備、壊れちゃうぞ・・・・。」

研究員
  「掛かれっ!

 次々とこういちに飛び掛る戦闘員達。
 だが・・・・

    ササッ サッ台風 サササッ台風
 ムカッガスっ★ ズカムカッズカ★ムカッ サッ  バシムカッバシムカッバシっ★ムカッ ズカムカッズカっ★ムカッ

   うっ ぐぉっ ぐわっ ぬぉっ うぐっ ・・・・・
           ドサ、     ドサ、
       ドサ、   ドサ、     ドサ、   ドサ
・・・・


 なんとういう素早さ!
 いつものように相手の様子を伺うこともなく、いとも簡単に あっ! という間に
 戦闘員を倒すこういち。  サッ台風
 
奥の部屋にいるブルーガーを見据えて立っていた。

研究員
  「うぅぅ、なんて少年だ! スペック-2も中には居たってのに・・・・」


 西洋の甲冑のようにも見えるモノを身にまとったブルーガー、
 こういちに呼ばれたかのように、右奥の部屋からようやく出てきた。




                             -つづく-




第141話 宣戦布告 2 へ
 (入ったのもちゃんと入り口からだ)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月14日 16時50分29秒
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