283205 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

■ ドラマ 永久の彼方へ

■ ドラマ 永久の彼方へ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2007年03月26日
XML
カテゴリ:第二章 123 ~ 187 話
​​​​.
 暗い夜道、蛍光灯のないところは月月明かり星だけが頼りとなる。
 駆け足もほどほど疲れ、ジョギング程度の速度となっていたゆうすけ、
 路地から出てきたシルバー服2人組の視界から、慌てて隠れるように身を伏せる。

ゆうすけ
  ( はぁ、はぁ、はぁ・・・・
             一丁前に見回りか・・・・ )

 ゆうすけに気づかず、そのまま道路を横切っていく2人組み。
 それを見送ったゆうすけ、ゆっくりと立ち上がり進行方向に振り返った瞬間っ、

                            ガシ

 何者かがゆうすけの前に立ちふさがり、ガッチリと掴まれてしまった。

戦闘員
  「先に捕まえた小僧じゃないか。
   さては脱走してきたな。」
ゆうすけ
  「ん・・・・※%#△・・・・・」

 口も押さえられ、言葉が発せられず、ただただもがいているだけだった。

戦闘員
  「今うろつかれては困るんでな。」

 脇に抱えられ、ゆうすけは抵抗も出来ずにそのまま連れて行かれてしまった。


~~~
   ~~~
      ~~~


 こちらは 居酒屋 華夢on の地下室の三人。

椿
  「ふぅ。。。
   今日はこのくらいにしておこう。」
武藤大介
  「もう身体が動かん・・・・」
利江
  「私も・・・・」

 かなりがんばっていた3人のようだ。
 ペタンとフロアーに座り語る椿と利江。
 大の字になって語る武藤であった。

椿
  「利江ちゃんもいいセンスしているよ。
   動きはさすがに俊敏だね。
   これに腕力が備わっていたら、まさに格闘家としての素質十分ですよ。」
利江
  「そんな。。。
   褒めても何も出ませんよ (^ ^* 」
武藤大介
  「しかし、利江ちゃんに付いていけんとは・・・・
   最初は気が動転しとったが、スポーツ選手と聞けば納得。
   予測出来ないと、こうも違うとは・・・・」
椿
  「その通りだ。
   お陰で、とても有意義な練習となったよ。」

 階段の上の方から声が聞こえてきた。

      とくさん
        「食事の準備が出来ましたよ。。。」

利江
  「はぁ~ぃ♪ ありがとうございます♪」

      とくさん
        「みなさんご熱心だったと見えて、電話の音が聞こえないようでしたね。」

利江
  「あら・・・ご、ごめんなさい・・・・。」

      とくさん
        「いいのよ、冷めないうちに召し上がって下さいね。。。」

武藤大介
  「うぅ・・・・メシか。
   身体が重くて・・・・・階段を上がれんかも・・・・」
椿
  「うっ・・・
   武藤君を担いで上がれる程、私も体力が残っていませんね・・・」
利江
  「とくさん、
   すいません、搬出用のミニエレベーターでここに下ろして頂いてもよろしいですか?」

      とくさん
        「グロッキーなのね。。。いいですよ。。。」

利江
  「すいません。。。」


~~~
   ~~~
      ~~~


 病院の精神病棟の一室、

戦闘員
  「今度は逃げられないように、厳重に縛らせてもらった。
   もし逃げたら、次は殺すからな。」

 両腕を後ろに回し、手首、そして胴回りと何重にもロープでグルグル巻きに
 されたゆうすけ。
 口も手ぬぐいで縛られて、思うようにしゃべれない。

 そのまま、開けた扉の中に蹴りこまれてしまった。

戦闘員
  「命令以外の行動でチョロチョロと嗅ぎ回っていた刑事さんと相部屋だ。
   二人仲良く、大人しくしていろよ。」

 バタン  ガシャ

 扉を閉め、今度は施錠をしたようだ。

 前回と同じ作りの部屋の中。
 精神病棟だけのことはあり、窓には鉄格子のパイプが取り付けられている。

 月明かりだけが部屋の中を見渡せる唯一の光源。
 ドアを目の前に横たわっていたゆうすけ。

 その後ろにいる人の気配にゴロンと身体の向きを変えて、目をやるゆうすけ。
 その前には、ゆうすけ同様にロープで縛られ、口も手ぬぐいで縛られていた
 一人の男が壁を背にお尻を付いて、足を投げ出してこちらを見ていた。

 目が合うと、お互いに驚いたような顔をしたっ!


ゆうすけ
  「ん、んんんーーっ!」   ( お、おやじーーっ! )
北見刑事
  「ん、んんんんっ!」    ( ゆ、ゆうすけっ! )  


~~~
   ~~~
      ~~~


 お間抜けな戦闘員、
 後ろ向きでゾルダの飛んでった方向を見つめて立つ和恵の背後から、
 二人が そ~ っと近づいていった。

 そして、
 『おりゃーーーー』
      『たぁぁぁぁぁぁっ!』

 バキっ ズゴっ

 『・・・・』      バタン下向き矢印
         『・・・・』      バタン下向き矢印

 右手の裏拳、そしてやや屈んでの左肘の一発ずつで無言で沈む二人。
 和恵は前を見据えたままだった。



リツコ
  「どうしたの・・・?  もう終わり?」

 リツコの周りも、路上でのたうち回る大勢の戦闘員達の姿。

リツコ
  「自衛隊員の皆さん、
   なぜこの人達がいっしょに行動しているんですか・・・?」

 リツコの単刀直入の質問に、ビビリながらも素直に話しだす一人の自衛隊員。

自衛隊員
  「は、はぁ、上からの話しですと、ボランティアで手伝ってくれる格闘家さん達が
   今回の動員では同行してくれるからと・・・・
   国費の経費が安く済むとかで・・・・」

リツコ
  「なるほど。 ありがとう。」

 携帯電話 トゥルルルル  トゥルルルル音符    ピっ

和恵姉さん
  携帯電話 『はい、和恵。』
  携帯電話 『えぇ、・・・・えぇ・・・・ あらそう。
      なんとかなりそうだから、そちらに向かうわ。
      ・・・・・分った。』   ピっ
  「リツコ、お仕事よ。
   どうしても今晩なんだって。。。」

リツコ
  「分りました。」
和恵姉さん
  「これから車取ってくるわ。 この出口から出ましょう。 ここで待ってて。
   たぶんゾルダ、動きがないからまだ寝てるわね。」
リツコ
  「はい。」


~~~
   ~~~
      ~~~


 北見刑事の後ろ手の元に頭の後ろを寄せて、口の手ぬぐいを外してもらうゆうすけ。

ゆうすけ
  「なにやってんだよおやじ~。」

 同様に北見刑事の口の手ぬぐいを外してあげる。

北見刑事
  「今回の騒動、何か動きが変だったから調査していたら・・・・」
ゆうすけ
  「怪しまれて・・・それで掴まったのか。」
北見刑事
  「おまえこそ、ここで何やってんだ?」
ゆうすけ
  「話すと長いんだけどさ、 まず・・・・・」


~~~
   ~~~
      ~~~




                            -つづく-




第172話 命の重さ へ
(忙しい人ね・・・)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
​​​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021年07月09日 13時08分50秒
コメント(0) | コメントを書く
[第二章 123 ~ 187 話] カテゴリの最新記事


PR

カレンダー

フリーページ

カテゴリ

日記/記事の投稿

コメント新着

謎のドラマ作者@ Re:第242話 番号+1 番号振りがダブリました・・・ (^^|||
★ 謎のドラマ作者 ★@ Re:第4-490話 番号+1 番号振りがダブリました・・・ (^^|||
★ 謎のドラマ作者 ★@ 和恵よ。 和恵姉さん 「こういち! なんか言った?…

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月

お気に入りブログ

もうひとつのBMW E4… non☆☆★さん

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X