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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2007年04月11日
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カテゴリ:第二章 123 ~ 187 話
.
北見刑事
  「そうだ、足止めだ。 つまり時間稼ぎってことさ。
   その方法として、知り合いの国のお偉いさんにお願いしたってことだ。
   実害が出なければ今回のようなケース、別に不思議ではない。

   マスコミに知られず事を沈静化すれば、死者が増えない限り、国民は文句は言わない
   だろうしな。
   ウイルスを突き止めた振りして "駆除をした" で済む。
   実害があるとしたら、機動隊、自衛隊を出動させたその経費だろう。」

ゆうすけ
  「待って。
   すると、国はその費用の穴が埋まればある意味、動けたってことだよね。
   まぁ、組織はそれ以上に払っているとは思うけど。

   その実費の部分で、自衛隊の動員人数を減らす手伝いとして、
                           やつらの戦闘員を使わせた。
   こんなところかな。
   そういえば、市民に危害を与えずに、まじめにやってたぜ、やつら。。。」
北見刑事
  「推測ではあるが、一つの筋が通るな。。。」
ゆうすけ
  「こりゃ、大方決まりだぜ (^_-)b 」
北見刑事
  「組織の連中、時間稼ぎってことは、また何か新たな企みがあるってことだぞ。」
ゆうすけ
  「どこへ行ったかは、皆目見当が付かない。
   その資料が全くないんだ・・・・。」

北見刑事
  「国内の怪しい動きは私が情報を入手するよ。

   今回の一連の推測。他の見方は?」

ゆうすけ
  「出来ない。」
北見刑事
  「なら決まりだ。
   まずここから抜け出さなくては。 そして今回の嘘を国民に知らせなければっ!」
ゆうすけ
  「うん、相手は国だからマスコミがいいね。 おやじ一人が報告してもモミ消される
   だけだから。

   えっとね、ここの病院内は外部との通信、全部ダメ。
   おやじの携帯も建屋内だと もしかしたら妨害か遮断されてダメだと思う。
   そして普通の自衛隊に紛れて戦闘員がいるからね。気をつけて。。。」
北見刑事
  「倒せないまでも、ひるませたり時間稼げればいいんだろ。
                         そのくらいなら出来るさ。。。」
ゆうすけ
  「たのんだぜ♪ 師範代~♪」
北見刑事
  「ばか、茶化すな・・・・。」
ゆうすけ
  「はぃはぃ。。。」


 その時!


 ドッカァァァァァァン!
        ズシーーン



北見刑事
  「な、なんだっ!」

ゆうすけ
  「何かが爆発した音だ・・・・」

 二人の居る部屋の窓から、区域境界線と思われる辺りの一箇所が、
 明るい炎炎に包まれているのが見えた。

北見刑事
  「何が起きたか判らんが、チャンスだ!」
ゆうすけ
  「うん!」


~~~
   ~~~
      ~~~


 爆発現場の区域境界線付近。
 区域外側の隣接した道路には、通行人などの人集かりが出来ていた。

 その境界線で道路の閉鎖に一役かっていた一台の戦車が、甲羅を背にした亀がひっくり
 返ったような有様で走行用のキャタピラを上に露出させ、漏れたガソリンが引火して
 爆発し、吹っ飛んだようだ。

                        『 南流 空撃波

 見る見ると野次馬の数が増えていく。
 マスコミ関係者も続々と集結し、生放送でその映像ビデオ を流し始めた。


 『危ないですから近寄らないで下さい!』

 突然の出来事で、警察、自衛隊等、ドタバタとしながらの規制。
 統率がうまく取れていないようだ。

 ピー、ピー、ピー 『下がって下さい!』 笛を吹きながらの警察官、

 野次馬の数が多すぎて、静止しきれていない。
 尚も後ろから押され、野次馬の列がどんどん押し寄せてくる。

警察官
  「おぃ、応援はまだかっ!」
  「連絡は取れているんですが、群集が道路を塞いでおり、駆付けに時間を要している
   もようです。」

 すると今度は、1km ほど離れたところで!


 ドッカァァァァァァン!
      ズシーーン



 群集の顔が、一斉にその爆発音の方角に向けられた。

 辺りを見回すと閉鎖区域内、柵の向こう側にも敷地内の住民で溢れていた。
 壊れた柵から、その区域内の住民達が、怒涛の如く押し寄せて区域外に流出を始めた! 

自衛隊員
  「区域内の住民の方は、区域外に出ないで下さいっ!」
住民
  「なに言ってやがるっ!
   俺たちは感染してねーーんだよっ! このまま食料も調達されないまま
   くたばってたまるかーーーっ!」
  「そうだそうだっ!」

 自衛隊員の静止もまったく聞く耳も持たず、次から次へと住民が押し出てきていた。
 もみくちゃにされる自衛隊員達。
 こうなると、もう歯止めは利かなかった・・・・。


~~~
   ~~~
      ~~~


 一階の店内に上がってきていた利江ら3人。
 美咲と会話しているときのことだった。


 ドッカァァァァァァン!
      ズシーーン



美咲先生・利江
  『きゃーーー!』

 突然の爆発音で、みなテーブルの下に伏せる。

椿
  「何があったんだ・・・・」



 マイク 只今入った情報です。閉鎖されている現場で爆発があったようです。

 カメラビデオ をそちらに移します。



 店内のテレビに一堂が注目する。
 駆けつけるカメラの映像も生映像らしく、カメラマンビデオ が走りながらで映像が上下に
 揺れながら赤く燃え盛る炎炎 に向かって近づいていく。

 テーブルの下からTVの画面に注目する5人。

武藤大介
  「せ、戦車がっ!」
利江
  「ひっくり返ってるっ!」
美咲先生
  「一体何が起きたの !?

 すると今度は別の場所から、

 ドッカァァァァァァン!
      ズシーーン


美咲先生・利江
  『きゃーーー!』

 再びテーブルの下に伏せる。
 ビデオTVの映像でも、音の方向にカメラを振り、遠くビルの合間から明るい火柱炎
 上がる姿を捕らえていた。
 そして映像の片隅に、群集が区域外に流れ出す姿も。
 続いてカメラは、流れ出す群集の静止が出来ず、もみくちゃにされる自衛隊員にズーム
 が寄り、辺り一帯が騒然としている光景が流れ始めた。

椿
  「住民がチャンスとばかりに押し寄せている!」
武藤大介
  「わしらも・・・・」

 その時、店の入り口の扉が開いた。

 ガラガラ

とくさん
  「お帰りなさい。」
こういち
  「よっ♪」

 そこに現れたのは、こういちだった。

利江
  「こういち君!」
椿
  「こういち君。」

 テーブルの下からそれぞれ顔を上げて。

こういち
  「今、花火をあげてきたよ。。。」

武藤大介
  「なんとっ」
椿
  「で、ではあれは・・・・」

 TVテレビ を指差し、話す椿。

こういち
  「あれはおいらさ。」

美咲先生
  「まぁ・・・・」

とくさん
  「はい、夕食ですよ。。。」  カウンターに食事ごはんを乗せながら。
こういち
  「かぁ~、ありがて~♪」

 一目散にカウンターに駆け寄るこういち。

利江
  「ダメっ、ちゃんと手を洗ってからよっ!」
こういち
  「あ、そっか。。。」




                                 -つづく-




第179話 厳戒令をぶち壊せ 3 へ
(頭の整理が付かないよ。)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月15日 11時59分56秒
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