カテゴリ:第二章 123 ~ 187 話
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・・・S市で起きた暴動も今は沈静化し、 街はいつもの姿を取り戻し始めております・・・・ ゆうすけ 「スンチャ、こちらは椿さんと武藤さん。 こういちの元で修行している面々さ。 そしてこっちはスンチャ、大少林寺の修行僧なんだ。」 椿・武藤 「よろしく。。。」 スンチャ 「ども。」 ゆうすけ 「そしてこちらはおれの学校の担任の美咲先生。。。」 美咲先生 「へぇ~、本物の大少林寺の修行僧さんなんだ。。。 よろしくね♪」 スンチャ 「は、はぁ・・・よろしくです。 *^-^* 」 ちょっと頬を赤らめ、照れながら会釈するスンチャ。 ぽかっ ゆうすけ 「こらっ、照れてんじゃねーーーーっ!」 椿 「少し前のゆうすけ君を見ているようだったぞ。」 『あはははは。。。』 ここは居酒屋 華夢on の店内。 大少林寺からの客人であるスンチャを迎えて挨拶を交わしていた。 とくさん 「いつもこうちゃんとゆうすけ君がお世話になっております。 今回は利江ちゃんもでしたね。 どうぞ、召し上がってくださいな。」 スンチャが腹ペコと聞いて、急いで見繕った料理をカウンターに出すとくさん。 スンチャ 「ありがてぇーーっ! うわっ、超豪華な食事ですね。。。 頂きまーーす♪」 とくさん 「豪華と言われましても・・・・ ^ ^;;; 」 この時、外では一台のスポーツカーの高らかなシフトダウンによるエンジンブレーキ の音が鳴り響き、店先で停まった。 利江 「あちらでは、とてもしっそなお食事なんです。 野菜とかキノコ、豆類が多く、肉類は・・・禁じられてますから・・・」 パクパクパク 椿 「ところで今回の騒動の真相なんだが・・・・」 ガラガラガラ とくさん 「おかえりなさい。 お早い帰りですね。」 リツコ 「ただいま。。。 あら、みなさんおそろいなのね。。。」 和恵姉さん 「ふう、たまにのドライブも楽しいものね♪ 今日は近くだったの (^ ^* 」 スンチャ 「うぐっ!」 食事中のスンチャ、和恵の姿を見るなり口にご飯をほお張ったまま、直立不動となるっ! スンチャ ( うぐぐぐうぐぐぐ。 ) ←ごぶさたしてます ^ ^;;; 急にかしこまり、カチコチのスンチャ。 和恵姉さん 「あら! まぁ~、珍しいお客さんですこと。。。 ごぶさたね。 随分と大きくなったのねぇ~♪」 スンチャ ( う、うぐ、うぐうぐぐんぐぐぐぐぐぐ ) ←は、はい、約7年ぶりですから ^ ^|||デス ポカっ ゆうすけ 「何言ってるかわかんねぇーよ・・・・ったく。 口に食事を入れたまま、しゃべるんじゃねーっ!」 スンチャ ( うぐぐぐぐぐっぐっぐ・・・・ ) ←そんなこといったって・・・・ ^ ^;;;デス 美咲先生 「通訳がないと分らないわね♪」 『あはははは。。。』 利江 「スンチャさんはお姉さまには形無しなのね。。。」 こういち 「ねえちゃんが大少林寺に行っていたころ、スンチャはまだ小さかったから。」 和恵姉さん 「もうそんなになるのかぁ。。。 もっともこういちはまだ5歳とかだったけど♪」 椿 「丁度いい、お姉さんも聞いて下さい。 今回の真相をゆうすけ君に質問していたところなんです。」 和恵姉さん 「いいところだったのね、ゴメンなさい、邪魔してしまったようで。 スンチャ! お座り!」 スンチャ ( う、うぐっ! ) ←は、はぃっ! ^ ^v 素早くイスに着席するスンチャ。 ゆうすけ 「えぇ、ウイルスが・・・ってのはどうも嘘っパチです。 報道にある亡くなった方の話も、看護婦さんは死人は出ていないと話してました。 それに自衛隊の使う防菌防護服、取り急ぎ見繕ったと思える作りで、 菌類から守る仕組みからは程遠い粗末なものでしたし。 なのに自衛隊まで出動してのバイオセーフティーレベルが3以上の取り扱いの 対応はしていた・・・・ 例の組織が政府機関の知人にお願いして事が始まったのではと推測したんです。 おやじが言うには、何かの時間稼ぎらしいと・・・・。 幸い、こういちが騒ぎを起こしてくれてから、直ぐに厳戒令が解かれたのが 何よりの証。 事態の収拾をつけるためか急な安全宣言だしね。。。」 ムシャムシャムシャ いつものように、カウンターのイスに後ろ向きに座って背もたれに両肘を乗せて、 足をブラブラさせながら話すゆうすけ。 椿 「なるほど、ウイルスは発生してなかった・・・というのと、それに組織の糸引きで 政府が絡んでいたところまでは。その他になぜ戦闘員がこの街に・・・・」 ゆうすけ 「そこなんですが、我々が街に戻ったときに、自衛隊員の中に戦闘員が混じって いたんです。 敷地外に出ようとしていた住民の制止を、どういう訳かまじめにやってましたよ。 そこから、裏から組織が関与していると断定できたんです。」 椿 「自衛隊に戦闘員が !? 」 ゆうすけ 「おそらく、国の自衛隊出動の出費経費を補う形で今回派兵したんでしょうね。 お偉いさんと話をまとめ易くするためにも。。。」 武藤大介 「なのになんで騒ぎに紛れて窃盗なんて始めたんじゃ?」 ゆうすけ 「そこはきっと騒ぎが起きて事態の収拾がつかなくなり、また厳戒令も解かれました から行動指示の統率が取れなくなったんだと思います。」 こういち 「きっとスペック-3でザウバーの弟のゾルダってのが統率してたんだろう。 号令掛けられる状態になかったからね。」 『ふぅ~~♪ ごちそう様でした~♪』 スンチャ 「なぁ、さっき戦ったのがその今言う "戦闘員" ってやつらか?」 和恵姉さん 「あら、あなたはもうやつらを相手出来るほどにまで成長したの・・・・。 おばさんになる訳だわ・・・・」 スンチャ 「ぃぇ、おばさんだなんてとんでもありませんっ! いつまでもお美しく、お綺麗で、そんでもって強くたくましく頼りに・・・・」 ポカっ ゆうすけ 「それ、途中から褒めてないって・・・・ (ー_ー; 」 利江 「そうよ、彼らが戦闘員。 それがどうかしたの・・・? 確かさっき 『ここにも・・・・』 とかって・・・・」 スンチャ 「どうもこうも。 ぃっっっ・・・・ こっちの事情は知らないが、うちの中華皇国で突然異変が起きたんだよ。 その "戦闘員" ってのが、わが国でも異常に増えているのさ。」 その話に急に顔をこわばらせたこういち。 ゆうすけ 「なんだって !! 」 -つづく- (あっ、なるほどの) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年12月20日 12時04分02秒
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