アンジェラ・アキ フリオ
幼い頃のフリオは 何でもできると信じていた遊び相手が欲しい時にはいつも見つけ出した「退屈」と鬼ごっこして 「好奇心」と探検に出かけ眠れない夜は遅くまで「孤独」とおしゃべりした野球選手になりたいと ある日親に相談してみたすると冗談でしょうと言う様に笑い始めた受験に対しまじめでも 志望校を聞いた先生に「君はいつも現実離れしている」と責められた世界がどんどん色あせていく「フリフリフリオ 君には無理よ」繰り返し言われてる内に「何してみても、僕には無理」と後ろ向きな少年になったフリフリフリオ フリフリフリオ社会人になりフリオは 空が好きな女性に出会った昼休みの屋上は二人の聖堂になった同僚に利用されてる、上司にいつも怒鳴られている傷だらけのフリオを抱きしめ彼女は口にした凍っていた心が溶け始めた「フリフリフリオ、平気なふりよ強い自分になりきるのよその内口は思い出すから自然な笑顔の作り方」やがて笑えるようになって 信じることを思い出したフリオは彼女の手を取って 「結婚しよう」とプロポーズWill you marry me?初めて我が子を抱きしめ 3000グラムの奇跡に「マリ」と言う名前をつけ 呼びかけてみた目はまだ見えていないけど、「僕の声に気づいたみたい」とフリオはちょっぴり 自慢げに 得意げに微笑んだ自由の翼広げ飛び立て「マリマリマリよ、何でもありよ世界はあなたのおもちゃ箱日々の不思議に気づけるようにユーモアを忘れず笑いなさいマリマリマリよ、終わりはないよ立ち向かう勇気さえあればミスのリスクを恐れるよりも間違いの中にまみれなさい」マリマリマリよ マリマリマリよたくさんの「フリオ」がんばれ