あーあ
お昼にラーメン屋に行った。前日に下調べしたラーメン屋だ。 なんでも、魚介系のスープであっさりした旨さのラーメンと書いてある。昼をはさんで3時間しか営業していないとのこと。 開店時間の11時の10分前に行くと、5人並んでいた。カウンター7席の店との情報を得ていたので、開店と同時に座れるなと一安心。11時を一分過ぎたところで自動シャッターが上がり始めた。券売機で中華そば750円也を購入して席に着く。10分ぐらいでラーメンが出てきた。 ひと目見て、なんじゃ、こりゃ! 俺のきらいなこってりラーメンではないか。 油の浮いたスープの中にやや少なめの麺、青ネギだけはどっさり乗ってるが、ちょぼい海苔、そして将棋でいえば飛車に当たる「チャーシュー」様がなんと分厚い肉塊として収まっているではないか!チャーシューは適度な薄さが一番肉のうまさがでるのに、これでは台無しではないですか。なんという不心得な! なんという哲学!店主は多分こう考えているのではないか? 「どうだい、おらちのチャーシューは分厚いだろ、旨そうだろ、よそとは違うんだぜ」なんてね。がっかりしながら、食べ始める。 麺、やや硬めでうまくもまずくもない。 スープ、汁の量が少なめ(6分目)なせいか、濃すぎる。 魚介の匂いがしつこくて、女でいえば、「どう、あたしっていい女でしょ?」って無言で迫るギャル系な感じ。しつこいスープにどうでもいい麺をからめて食べてもうトホホってなりそう。しかたなく、チャーシューに取り掛かる。 まず、箸で中ほどからちぎるようにして半分に。 それでもでかくてずうずうしい様子は変わらない。 箸でつかんで、口でかじりつくようにして食べてみる。味、でかくてよくわからない。 まるで、肉に、さあ食えと迫られているような気分になってしまう。食材を味わうには、適度な大きさや形というものがあるよなあ。 それを度外視すると、食材の持っている良さなど飛んでいってしまうのに。暗い気持で8分目ほど食べたところで、もういいやって気分になり終了。麺も少し残したし、チャーシューは3割ぐらい残したかな。結論、人の意見(インターネットの評価)や行列を信用するな!! あーあという経験でした。