アクセス数も1000を超えたところで、このブログを立ち上げた目的である「クラシック音楽の紹介」をはじめたいと思います。2週間に1度ぐらいの頻度で更新していきたいと思います。
この曲を聴いてみよう マーラー作曲 交響曲第1番「巨人」
記念すべき第1回目は、マーラーの1番です。
この曲は、マーラーブームの前からよく演奏されているらしいです。初演時には交響曲ではなく「二つの部分からなる交響詩」という題で、今日演奏されているものより1楽章多い5楽章編成でした。
マーラーがドイツ中部のカッセルという町に、宮廷歌劇場の指揮者として赴任してきたときに、その歌劇場に出入りしていたヨハンナというソプラノ歌手に恋心をいだきました。マーラーは「花の章」というかたちで彼女に募る思いを表現しました。しかし、彼女への想いが届かず失恋すると、1896年の演奏を最後に、「花の章」と「巨人」という副題を削除し「交響曲第1番」として出版しました。
この作品の魅力は、熱く甘いメロディーと迫力に富んだオーケストラのメロディーが共存しているところです。ヨハンナへの思いを込めた旋律と迫力のある管楽器(木管楽器は3~4本、トロンボーン4本、トランペット5本、ホルン7本)の旋律には親しみやすいです。
お薦めの演奏
○ワルター指揮 コロンビア交響楽団 録音:1961年
○ショルティ指揮 シカゴ交響楽団