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カテゴリ:医療
エビ太郎の胃切除後の経過報告 今回はエビ太郎のエピソードである 関心のある方はどうぞご覧ください ・・・・・・・・・・・・ 思い起こせば、 この1年間はわが身にたいへんなことがあった ・・・・・ 一昨年の年末にエビ太郎の胃に異常が見つかり 県立病院で精密検査をしたところ「胃がん」と診断された あいゃ~デージなとーん まだ俺の人生遊び足りないのに と、途方に暮れ、嘆き悲しんでいたエビ太郎に 医療系の女房と娘は曰く 「おとうさん早く見つかって良かったね」 病気にかからない方がいいのに見つかって良かったね なんなんだこの言い草は、と思ったが 女房の同僚や看護師など 医療系の人たちはみな同じことを言う 早期発見早期治療、ということなんだろうけど 医療系の感覚はちょっとズレテマス 病気にはならないほうがいいのにと思う ・・・・・・ エビ太郎の胃がんはまだ初期なので内視鏡で患部を 焼き切りましょう、ということで昨年の2月9日に 開腹手術ではなく内視鏡による手術を行った 意識がある状態で5時間ほどかけて 4cm四方の胃の内面の患部を切除した 胃カメラを入れたことがある人はおわかりだと思うが これが結構辛い 痛くはないが気持が悪く苦しいのである 胃の内面をレーザーで焼くたびに機関銃で撃たれているように バリバリバリと腹に響く 吐き気と悪寒がひどいので、女房に手を握ってもらって 耐えていたら、いつの間に女房の手が娘といれかわっていた それが分からないくらい苦しいのであった ・・・・・・ その後は 5日間ほど胃の内部の血管から出血させないため 毎日内視鏡で患部の手当てを30分ほど行った これもまた苦しくつらい 胃カメラ用の麻酔薬が吐き気がかるほど不味いのである 治療期間中は食事はできず点滴のみ ・・・・・・・ ところで、術後さらに辛い報告があった 入院5日目の2月14日 聖バレンタインデーの日であった 女房から あなたの胃の細胞から悪いのが見つかったので 安全のために切除します という通知があった えっ~! こんなに辛い思いしたのにまた手術するの? 切り取った患部の精密検査をしたところ 分化型の癌だから転移の可能性があるので 胃の2/3を切り取りましょう、といことだった いゃ~苦いチョコレートだったなあ というわけで 今度は本格的な回復手術をおこなうことになった 内視鏡手術の後は食事がとれなかったので体力は低下する一方だ こういう状況でのなかで 手術するならできるだけ早いほうがいい ということで2月23日頃に手術を行った 入院前78kgの体重が72kgまで落ちていた 食事が摂れないことがつらかったが、さらに辛抱が必要だ 手術の怖さよりも食事がとれないことが気になった さて、 手術の当日、麻酔の担当医は なんとあの苦いチョコをくれた女房だった 朝一番の手術室の前で担当医の女房から 「あなたのお名前と生年月日を言ってください」 と聞かれた、一応規則ですから・・・・・と 他人行儀の態度にカチンときたエビ太郎は お前の麻酔が効かないように我慢して耐えてやる と思いながら手術代に上ったが はい、息を吸って1・2・3・・と数えてください と言われて数を数えたらば3つ目には まぶたが重くなって意識がなくなっていた いやはや、 はりかみさんには勝てませんでした ・・・・・・ 次回へつづく
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