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カテゴリ:えび
車えびの摂餌音 車えびが餌を食べる音を図表化したものだ 青色のグラフは給餌機から餌を投与した量で 赤色いグラフが摂餌音だ 横軸は時間帯、縦軸が量を示している 車えびは夜行性なので夕方から夜間に給餌を 行っているが、摂餌音はほぼ一晩中続いている このことから、車えびには決まった食事時間帯が あるわけではなく、餌がある間はいつでも食べている ということが分かった 車えびの仲間のウシエビやバナメイでは 摂餌のパターンに特徴がはっきりと現れたが 車えびの場合はよく分からない、との開発メーカーの 技術担当者のコメントがあった 車えびの餌は餌の表面がしっかりと保護されているため 水に溶けにくく、栄養分も溶出しにくい構造になっているために くるまえびの餌に対する反応が鈍いのかなあ、という意見もあった エビ太郎の車えび養殖では給餌は1日1回夕方に まとめて行っているので、このときの摂餌音は 日暮れ直後に摂餌音が突出して高くなり 夜中にかけて摂餌音が少なくなる傾向が見られたが 小出しに時間をかけて給餌するとずーと摂餌音が続くようになった これらの結果をふまえると 車えびにとって 一度に餌を与える方がいいか 少しずつ時間をかけて与える方がいいのか という単純な比較テストになりそうな感じだが 見方を替えてると 製造コストの高いバインダーのしっかりした高品質の餌ではなく、 コストの安いモイストペレットを与えた方が誘引効果があって 経営改善になるのでは、という意見もでてきた このように 自動給餌機と車えびの摂餌行動には いろいろ調べなくてはならない課題がでてきた というわけで これらのテストで一つの課題が二つになり さらにはいくつものテストをしなくてはならなくなってくるようだ アイヤー 時間が足りないぞ 長生きしなくちゃ!
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