オークションの思い出
今から4年位前だったか、知り合いさんから旦那に付き合いで購入した液晶テレビ(AQUOS20型)を売って欲しいと依頼されたことがあります。できれば引き受けたくなかったのですが、ただその知り合いさんにどうしてもと頼まれ、しぶしぶ引き受けました。当時旦那はインターネット暦は4,5年でしたがオークション自体を利用したことはありませんでした。液晶テレビがまだ出始めのころで、検索すると大体相場が25万円~30万円くらいだったでしょうか。別に高く売れなくてもいいので(人のものだから笑)開始価格を10万円とし、出品数は2台。最落価格もなし。まだデジタルカメラもほとんど普及していない頃で、液晶テレビも知り合いさんの元にあるので手元になく、商品カタログの画像をスキャンし、商品画像へ登録しました。商品説明には、「会社の付き合いで購入したため必要なく、出品します。」云々。後は新品である事と、商品番号、保証書有り、発送方法支払方法、シャープのサイトの商品ページリンク等とても簡単な説明のみでした。今考えると、評価は「新規」で、現物写真もなくカタログ画像、いきなり高価な出品。開始価格も低く出品数も2。2ちゃんねる等で言われている怪し出品者の条件満載です。でもやっぱり入るんです。入札が。なんていい時代でしょうか。終了時には入札額もぐーっと上がり、結局2台とも22万円くらいで落札されました。傍で見ていて価格があれよあれよと上がるのでおおーという感じでした。さぁ、落札者にメール連絡。そして現品も必要なので依頼主の知り合いさんにも落札された事を電話で伝えます。すると!その依頼主さん、どうしても現金が必要で2台のうちの1台をなんとし、質屋さんに入れてしまっていると!!何やってるんだおい!売りに出しているものを質屋さんなんかに普通入れんぞ。振込みを確認したらその日には発送しなきゃならんのだ。このままでは本当に詐欺師になってしまう。その時点で夜9時を回っていたのですが、なんとか取り戻してくださいと頼み込みその晩は不安でいっぱい。何とか次の日の早朝買い戻しに行かれたとのことで、よかったよかった。午前中に持ってきてくださりそこで初めて液晶テレビとご対面したという事態でした。無事振り込みも確認し、クロネコヤマトさんで発送完了。直接はかかわらなかったけれどもこれが私のヤフオク初体験のエピソードでした。当時の勇気ある入札者様に感謝。