東急世田谷線
東急世田谷線東京では路面電車は、起動線は都電の荒川線と愛称玉電の世田谷線だけになってしまいました。昔懐かしい玉電ですが、今や可愛らしい洒落た車両にかわりました。この電車でこの世田谷地区の散歩はどうでしょうか。 場所 東京 世田谷撮影日 2009(平成21年)1月3日撮影機材 NIKON D300+AI AF NIKKOR 35mm F2D 東急世田谷線世田谷線(せたがやせん)は、東京都世田谷区の三軒茶屋駅と下高井戸駅を結ぶ東京急行電鉄の軌道線である。東京都内では、路面電車形式の軌道線は当路線と都電荒川線が残っている。当路線の併用軌道は環状七号線との交差部の「若林踏切」のみで、ほぼ全線が専用軌道である。車両は路面電車タイプの電車を使用している(車両の節を参照)。環状七号線と平面交差する西太子堂駅 - 若林駅間の若林踏切では、信号(鉄道信号)が道路と同期している。電車が来たら環状七号線の交通を止めるのではなく、信号(交通信号)が変わるまで列車の方を待たせる仕様になっている。いわゆる「交通整理」が行われているので、この踏切では道路交通側に一旦停止の義務はない。もともとは遮断機があり、電車優先の普通の踏切だった。交差点の名称が「若林踏切」なのはその名残である。下高井戸駅への入口部分は急カーブのため、列車の通過後に水を捲く設備があった。現在は摩擦調整材(一種のグリース)塗布装置が設置されたため、撤去された。毎年12月と1月の15日と16日に沿線の上町駅や世田谷駅付近で開催される「世田谷ボロ市」のイベント開催時は、通常よりも列車の本数を増やして対応している。運賃は全区間均一制で、2007年現在大人140円・子供70円。東急の鉄道各線とは別建ての線内完結の運賃制度であり、東急の他の路線との運賃通算・乗継割引制度や、山下駅で接続する小田急線豪徳寺駅や下高井戸駅で接続する京王線との乗継割引はない。回数券方式の株主優待乗車券では1枚で田園都市線に乗り継げるため、乗車時に乗務員にその旨を伝える。田園都市線からの場合は降車時に三軒茶屋駅の有人改札で提示し世田谷線改札の運賃箱に投入する。せたまる導入後も紙の回数券を発売している。世田谷線以外の東急線の回数券と同様に、11枚つづりで利用時間の制限がない「普通回数券」・12枚つづりで平日10時 - 16時と土日祝日および12月30日 - 1月3日の終日利用できる「時差回数券」・14枚つづりで土日祝日および12月30日 - 1月3日の終日利用できる「土休日回数券」の3種類発売しており、発売額はいずれも1,400円。普通回数券のみ子供用もあり、700円で発売されている。2007年(平成19年)3月18日よりICカード乗車券PASMOおよびSuicaに対応したが、車内でのチャージができないなどの制約がある。 現在の世田谷線の区間は、1925年(大正14年)1月18日に三軒茶屋駅 - 世田谷駅間が玉川電気鉄道(玉電)の支線として開業したのに始まる。5月1日には残りの世田谷駅 - 下高井戸駅間が開業した。そのため、現在でも玉川線の愛称であった「玉電」と呼ばれることがある。1938年(昭和13年)3月10日、玉川電気鉄道は東京横浜電鉄(現・東京急行電鉄)に合併され、玉川線となる。1969年(昭和44年)5月11日に玉川線の渋谷駅 - 二子玉川園駅間が廃止され、残った支線部分が世田谷線に改称された。区間の大半が専用軌道であり、また並行道路の整備が上手くいかなかった事が廃線を免れた理由といわれる。 大橋(東京都目黒区)の車庫が利用できなくなったため、上町駅のそばに車庫を作った。駅名に「玉電」と冠がついていた各駅(若林・上町・山下・松原)が現在の「玉電」とつかない駅名になった。1992年(平成4年)11月11日に三軒茶屋駅前の再開発に伴って、三軒茶屋駅が元々の駅から若干下高井戸寄りに移動している。そのため、現在の駅と西太子堂駅の間は極めて近くなっている。 山下駅ホーム。嵩上げ工事した様子が見える。手前はスロープ 1999年(平成11年)7月11日より300系を導入し、低床車両を採用するとともにホームを嵩上げして乗降の際の段差を解消した。嵩上げは、全車両が300系に統一される前夜の2001年(平成13年)2月10日の終列車後に全駅で一斉に行われた。なお、最初に導入した300系は旧型の車両と同じようなステップを持っていた(301F - 306F、詳細は300系の項を参照)。ウイキペデイアより