梅 三昧 (瑞泉寺)
梅 三昧 瑞泉寺臨済宗の禅僧、夢窓国師が1327(嘉暦2)年に開山した、関東十刹の第一位。境内全域が国の史跡に指定されているこの寺は、梅や桜、スイセンなど、四季折々の花が境内を彩ることから、花の寺、とも呼ばれ、本堂前に植えられた黄梅は市の天然記念物に指定されるほど見事なもの。徳川光圀はここで、新偏鎌倉誌、を編纂したといい、二層屋根の本堂には本尊である釈迦牟尼仏と、光圀寄進による千手観音を安置。ほかにも、南北朝時代の作という開山堂の夢窓国師座像(国重要文化財)や、鎌倉時代後期の作という地蔵菩薩立像などがあり、いずれも寺宝にふさわしい貴重な像が納められている。本堂裏手に広がる庭園も、夢窓国師の作と伝えられ、1970年に発掘復元。鎌倉に現存する鎌倉期唯一の庭園として国の名勝に指定されている。平成19年2月11日 撮影梅の花は約3分咲きで満開にはまだまだと思います。天然記念物の黄梅もまだかすかに開花した状態ですね。