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カテゴリ:読書
●『質問力』齋藤孝_オススメ度★★★★(満点5点)
2004/6/23の日記で著者のセミナーに参加した記録が残っている。 今だに、いいセミナーだったなぁと記憶している。この人の発言は要チェックや、と思っている。 なんでもかんでも「~力」とつければいいと思っているんじゃないか、という本もあるが、 この本は内容があるから問題ない。 円滑なコミュニケーションには良い質問をする力が必要である、ということ。 インタビューで、「今のお気持ちは?」「サイコーです」「ファンの皆さんへ一言」「応援ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。」 確かに必要最小限なインタビューの形式を成り立たせるためには、するべき質問なのかもしれないが、 聞いているほうとしては、全くマンネリでつまらない。何の発展もないし、深みを知ることも出来ない。 で、良い質問をする力には何が必要かというと、相手を知り、相手の気持ちに沿い、場面に応じた質問をするということ。 そのために、うなずき、あいずち、繰り返し、などのテクニックも必要となってくる。 内田百けん(けん、は機種依存文字)や谷川俊太郎や村上龍などの質問の仕方のうまさが例として挙げられており、説得力がある。 簡単に読める本だし、思わず自分のことばかり話してしまう、とか、うまく相手から話が引き出せない、という 心当たりがある人は必読だろう。 #この著者はなかなかの人だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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