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カテゴリ:読書
●『文系人間のための金融工学の本』土方薫_オススメ度★★★(満点5点)
私の職業を知っている人には、今更何読んでんだ、と笑われそうだが(^^; まぁ、金融工学をガリガリ使うわけではなく、この学問で得られた成果を 使って仕事をすることもある、という程度なので許してもらいたい(^^) でも分かりやすくて結構勉強になった(^^; 第1部デリバティブ編、第2部マーケット編と分かれていて、 第1部では、ブラックショールズ式などを噛み砕いて丁寧に書いている。 理解の一助にはなるのではないか。スワップなども、 分かりやすい例を挙げて説明している。 エクセル関数も出して、具体的に読者が計算できるようにしている。 私もこの式を使って何か応用できそうだなと少しインスパイアされるところはあった。 第2部はマーケットで実際に行われている事象を分かりやすく説明している。 「トレーディングでも仕事でも、一般的に、成功した時はあまり 評価されませんが、反対に失敗をしたときは怒鳴られます。 トレーディングは原則的には、五分五分の世界ですから、彼らは 圧倒的に怒鳴られている可能性が高いことになります。」 という文章はものすごく言い当てていて笑った。 金融工学に全く触れたことがない人が、第1部をキッチリ読むことが出来れば 少し自信になるのではないか。かじるだけでもいいと思う。 その意味でオススメ。 #微積分が出来た小学生以来実力は落ちる一方・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月10日 23時47分02秒
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