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カテゴリ:読書
●『失敗学のすすめ』畑村洋太郎_オススメ度★★★★(満点5点)
勝間和代氏の著作で推薦されていたので読んだ。 日本では大体「失敗」というと暗くて、責任追及や辞任や 道義的責任やカメラの前で取締役全員謝罪、などの 嫌なイメージが付きまとう。 これはもったいない、と著者は説く。 「失敗」から学べることは多い。学ぶ姿勢があれば大きな発展の種ともなる。 とにかく日本の組織は、失敗をした部下をかばうことなく、 むしろ叱責することによって自分の立場が上であることを 明確にしたいだけの無能な上司が多い。 自分が若かりし頃そのように育てられたから同じようにしか 接することが出来ない、と言い訳をしたいのだろうが、全く認められない。 それくらい学べ。 とにかく、失敗をむやみに非難せず、すなおに振り返り反省し、 よりよい改善方法を探せるような仕組み・雰囲気作り・意識改革が 必要である、ということ。 もちろんむやみやたらに失敗しろというのではなく、 失敗する前の準備をしっかりし、失敗したとしても反省すべきところは 反省していこう、と。勝手にそう読み取った。 失敗を知識化するために、失敗経験を記述せよ、とも説く。これは面白い。 その際、「事象」「経過」「原因」「対処」「総括」と分けて書くと 整理しやすいとのこと。 他にも具体的な失敗例が書いてあり、なかなか楽しめる。 #人の振り見て我が振り直せ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月22日 21時48分01秒
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