|
カテゴリ:読書
●『大人の見識』阿川弘之_オススメ度★★★★(満点5点)
とりあえず、1月は「月20冊」の目標は達成できた。 正月という読書に時間をかけられる時間があった、という 特殊要因もあるので、安心せずに引き続き読み続けたい。 さて、この著者。海軍出で、それにまつわる物語を書いている、とか 文芸春秋でエッセイを毎月書いている、という程度しか知らなかった。 取引先の人に薦められて読んだ。 ・海軍懐古・・・フレキシブルな頭の回転が求められる。五分前行動などの 厳しさはあったが、「ユーモアを解せざるものは海軍士官の資格なし」などの 言葉どおりの雰囲気はあったそうだ。 「個人の生活には誰しも個人の事情がある。公務に支障を来たさないかぎり、 個人の生活に濫りな容喙はしないのが海軍の伝統だ」 この言葉、いいなぁ。 全く営業職でもない人に対して、「お前、茶髪だろ、茶髪やめろよ、染め直せよ」 などとライン上司でもないのにしつこく言い続ける人とか、いろいろいるよなぁ。 ・英国人の見識は見習うべきものがある。・・・譲れないものを持ち、 感情をあらわにすることを好まない。その分ユーモアを働かせ、 気の利いた一言を好む。ノブレス・オブリージュをも持ち合わせている。 ・大人の知恵・見識の具体例を出してくれる。・・・ 「これは急ぎの御用だからゆっくりやってくれ」 さらっと読める。言葉だけより、具体例がたくさんあって面白い。 #大人を目指しましょう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月23日 23時10分26秒
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事
|
|