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カテゴリ:読書
●『魚籃観音記』筒井康隆_オススメ度★★★★(満点5点)
中学高校時代に、好きな作家は?と聞かれたら、 筒井康隆、井上ひさし、安部公房、大江健三郎、と答えてきた。 それくらい好きな作家。サインももらったことがある。 特に筒井康隆の文体・発狂ぶり・実験には大変影響を受けた。 数年ぶりくらいに読んでみた。 短編集。本の題名ともなっている「魚籃観音記」はなかなか。 観音様と孫悟空の性交を事細かに描写する。 博識振りと、これでもかこれでもか、という書きっぷり。 はじめ電車の中で読んでいたのだが、周りの目が気になって仕方ない。 他の短編もなかなか。日常に断層を作り出し、それを少しずつ広げて 異界を現出させる手口はさすが。 まだまだ書き続けてほしいものである。 #大抵読んだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月17日 00時01分43秒
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