テーマ:映画館で観た映画(8529)
カテゴリ:映画
今朝、映画を見てきた。
「愛を読む人」 原作は読んでいない。機会があったら、読みたいと思う。 映画の宣伝で「観たい!」と思っていたし、 文春の映画評価でも、おすぎは5つ☆。 (そうなのよ、おすぎの意見を結構参考にしているのだ) いつもの通り、あらすじには触れないけれど、 「なるほどなあ、時代が変わったのか、時間が立ったからなのか」というのが一番の感想。 ヨーロッパ生活をしているときに、通っていた語学学校で、 たまに、ナチスの議論とか、ホロコーストの話題になるときがあったが、 戦争から何年も立っているのに、 まだホットでナイーブな話題なんだなと思っていた。 いや、そんなことを感じることさえも、申し訳なく思えるほどだったのだ。 雑誌の「マルコポーロ」が、「ホロコーストがなかった」という特集を組んで廃刊になったけれど、 ちょうどそのときに、いたので、 「この記事について、どうなのよ!!」と、クラスメイトに問われたりした。 しかし、日本の戦争の話題さえも討論したことがなかった私に、 遠い国であるドイツのナチスの話に、何か確固たる意見もなかったんだよな・・・・・。 (しかも日本は一応同盟国だったということもあったし) 私の語学力のレベルもあったのだろうけれど、 アウシュビッツに関しては、 「当事者でなければ、触れてはいけない神聖なテーマ」なのかと思っていた。 いや、今でも思っている。 映画の中では、明確に誰が悪いという責任探しというよりは、 事実を淡々と受け入れるしかない、役割だったということが語られていたような気がする。 正当性を声高々に語られるよりも、心に響くと思う。 映画の最後のほうにでてくる女の人の受け答えが心に染みる。 「前を向いて歩く」ということはこういうことかと。素直にね。 この映画は、エッチシーンも多いので、12歳以下は観れないけれど、 (エッチというよりも、美しいシーンだったんだけれどね) 「アンネの日記」を知らない娘に見せたいほどだ。 (読んだことがないのではなくて、本の存在を知らなかった!驚愕) たぶん、映画を観ながら「あれはどうして?」という疑問がいっぱいでるだろう。 そうやって、歴史を教えるのはやっぱり大事だよね。 個人的には、主人公マイケルの大学の教授がかなりオススメ。 静かながら、心に残る見守り方をしてくれます。 これもやっぱり映画館で見たい映画。 家だと没頭できないもの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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