気の遠くなるような毎日に・・・
二男のために、いろんなタイプの生徒さんがいる、マンモスな支援学校高等部を選んだのだが最近まで、これはえらいこっちゃ見誤ったかと親のほうがだい混乱していた。「みんなと同じ普通の高校にいきたかった」「親に勝手に決められた」と針の筵にすわらせられたような言葉を二男からぶつけられ親が揺らがないでいられるかどうか、試された二年間だったと思う。 二男は自閉症で、精神遅滞もあるけどそれでも、自分に障害があるという現実を受け入れてほしいしなにもかもそれらのせいにすることだけはさせたくないと思えば「自閉症に甘えんじゃないよ!」とキツイことも言い続けてきた。一年の時の担任に「薬を飲ませておとなしくさせたほうがいい。このままで行くと二次障害が起きます。」と言われた時にはよーするに言うこと聞けない生徒は邪魔なんだといよいよ、退学という選択もあると言い渡しこれから先のことを考えようとも言った。学校を辞めることになったって「まわりが諦めたって、おとうさんとおかあさんは諦めない」と言い続けた怒濤の二年間。 ところがそれほど学校を否定し続けた二男が年明けた頃からすこしずつ少しずつ胸の内を口にするようになり自分で消化するようになり・・・そして「この二年間があったから僕はがんばれるよ」「僕のの心のよわいところがわかったんだ」の言葉。。。。正直、何が彼の中で起きたのかさっぱりわからないのだけれど、ようやく、自分を受け入れ始めたばかりの二男。まだまだ葛藤は続くだろうことは覚悟のうえでそれでもこう言えるようになった、学校一の暴れん坊の超問題児。今は「そう言えるようになった君は心が強くなったんだよ」と思い切りほめることにする・・・ これからも、何事に遭遇しても君の両親は揺らがないように奮闘努力するからいっしょに先を見つめてガンバローぜ