三鷹
◎『ジブリの森』 いつでも満員御礼の ジブリの森にようやく行ってきた。 三鷹なんて辺鄙な土地にあるにも かかわらず、ほぼいつも満員というのは 非常に立派なことで、 運営者が誰か知らないが、スタジオジブリならば、 常にキャッシュを生み出せる 施設を持つことで本業にもプラスだろう。 映画は製作から公開まで時間がかかり、 キャッシュのインとアウトのタイミングが 大きくズレ、さらにインがどれくらいが 読み難いため、資金調達が難しい。 ジブリの森は施設全体が非常に 細かいところまで作り込まれており、 窓ガラス一つとっても、電灯一つとっても、 ちょっと凝っているから歩いていて楽しい。 トトロのステンドグラスやらが そこら中に飾ってある。 絵コンテやら、原画も、 きっとマニアにはたまらないもの なのだろうが、ホタルの墓も 見たことがない程度の人間なので それほどは食いつけない。 むしろ、映画の仕組みとか、映画の原型が展示され、 解説されているコーナーの方が面白かった。 ジブリ作品は『紅の豚』が 一番好きで、次が『魔女の宅急便』。 きっと、観た時の年齢が 大きく関係しているのだろう。 中でミニ映画も上映されているのだが、 それを観ていた時に、映画を観れる人数、 一日の入場可能人数、入場者の属性割合、 営業日、想定Cap rateを適当に考え、 施設の評価をしてみたが、 おそろしい額になってしまった。 算出された数字は地方にある郊外の大きな ショッピングセンター並になるが、 不動産屋に読まれたらきっとバカに されるから価格はあえて書かない。