★択一試験(刑法)〔No.46〕★
久々に更新します。今回の問題はあのNo.46。素晴らしくムズイ…。現場でなんとか正解したものの、かなり頭を使った記憶があります。しかし苦しむ一方で、面白い問題だなあとも思いましたね。刑法の問題を解くときは、楽しく解くのが重要ですからね。楽しいなと感じながら解くだけで、事務処理能力が向上するような気がします。■択一試験(刑法)No.46■<論 点>「偽証罪の教唆犯の成否」<正答率>44%<知 識>偽証罪の論点[論文知識]<解答順><思 考>参照<思 考>各見解から各事例をあてはめる。Aの発言から、B=見解1or3、A=見解2or4ということが分かる。Bの発言から、B・Cは見解2or3or4であることが分かる(見解1だけが事例2の乙の結論が「成立」となるため、B=見解1だと、BとCが事例2の乙につき同じ結論を採ることができなくなるので)。以上のことから、B=見解3ということが分かる。さらに、今までの検討から、A・B・Cは見解1を採らないので、残ったDが見解1を採ることが分かる。そして、Cの発言から、C=見解4ということが分かる。よって、Aは残った見解2を採ることが分かる。根拠は超基礎知識なので割愛。<感 想>これまた思い出深い問題です。現場でプチパニック。わけ分からん状態に陥りました。で、深呼吸してもう一度クリアな頭で問題を読み直す。そこで気付く、「あ!事例1って、『私は、事故発生時の乙の対面信号を見た』って部分が客観的にも虚偽の証言なのか!」ということに。それまでずっと信号の色だけに着目していたため客観的には真実の証言をしているものだと思い込んでしまい、見解3・4からのあてはめを間違えていたのです。う~ん、本試験恐るべし。偽証罪を扱った予備校問題なんて、信号の色変えてくるだけだもんなあ。信号の色しか見ないっつーの。この問題で心に刻むべきことは、「先入観を取り払うこと、柔軟な頭で挑むこと」です。「偽証罪ときたら信号の色」という固定観念をなくすこと。現場で嵌ってしまったら、一呼吸おいて頭をリセットしてから、もう一度始めから解き直すのがいいんでしょうね。場合によっては、飛ばして、時間が余ったら戻ってくるのもいいと思います。はあ…、しかし本試験はすごいなあ。