ハプニング
街で用事を済ませて帰りの船でのことです10:00発の定期船に乗ろうとしたらいつもの場所に船がないうろうろしていたら 船の中から「今日は代船だから これよ」と声をかけてくれました多分いつもの船はドッグかな定時に港を出て 20分もあればかけろまへ着きますこちらはまだまだ暑くて わたしは船のへり?に腰掛けていました(釣りや瀬渡しに使われる小さな船なので)・・・と、なにやら変な音が気のせい???なんか変???と、思っていたら 案の定“ピーピーピー”と警報が鳴って プツッとエンジンが止まったぁ「ありぁ」止まった場所が もうあと3分くらいで港という湾の中だったこともあって慌てるまではなかったけど湾内とはいえ、海のど真ん中で漂流の始まりエンジンの音がなくなると 何と静かなこと波がピチャッっと船に当たる音が聞こえてる「燃料切れや」「え~~~~~っ?なんだそりゃ」(と思っても口には出せません)普段は予備の油を積んでいるらしいけど代船だから そういうことはしてなかったらしいでも、燃料って普通確認する物でしょう私はと言うと、まぁ、別に急ぐ用事もないし貴重な体験中と思って 心地よく流されていました 静か~に助け船をまっていたら背後からなにやらいや~な予感「フェリーだ」10:20発のフェリーが迫ってきました。こちらは湾のど真ん中“どうすんの?”と思ったけど 向こうからは見えているだろうし、よけてもらうしかない。フェリーは漂流中の私の乗る船を大きくよけてかなり岸に近い航路を通っていきましたその後ですフェリーの作った波が 小さな船をおそいましたエンジンを切った船に波が当たるとこんなにも揺れる物なのね“転覆?”と一瞬よぎる程 傾きましたちょっと怖かった・・。フェリーも無事通過して 燃料も届きやれやれ・・・・と思いきや燃料入れてもなかなか動かないしびれを切らした数人のおばちゃんは燃料を積んできた船に乗り移って港へ行っちゃいました私は船に残って 次のお迎えを待っていたらどうにか動き始めて 無事生還20分で着くはずが1時間かかっちゃいました初漂流体験かけろまに着いたら いつになく喉が渇いて港に小さな店の自販機でジュースを買いました普段は無糖のコーヒーだけど、妙にのどごしをすっきりさせたくてファンタをONが、出てきたのはなんとコーヒー「は?」Good Timingでお店のおじちゃんが通ったので「ここ押したら コーヒーが出てきました」というと、小銭を渡されてもう一度やれと・・・。目の前で同じくファンタのボタンを押すとまたコーヒーがガチャンと落ちてきました同じことをもう1回くり返して結局はお店の中のファンタをとることに漂流とコーヒー・・・今日はハプニングDayでしたでも、人生の印象に残る“おもしろい日”になったことは間違いなく、そう思うと 得した気分漂流なんてしたくても 出来るものじゃないもんね