日付も変わって、いよいよ明日から夏期講座開始です。
変則的な勤務になるので、19日はお休みをもらっていました。
でも家でずっとPCとにらめっこ・・・
夏期講座中に生徒にやらせたい教材をひたすら作っていました。
一緒に組んでいる先生がイヤだっていう点以外では今年は本当に楽しくやっています。
この間、あるお母さんから電話が来ました。
そのお母さんの娘さんは今中2。
私と出会ったのが小6の時でした。
中2って自分の時もそうだったと思うけれど、やっぱり思春期特有の
なんだか割り切れない感情が渦巻く時期で、その娘さんもちょうどそんな感じ。
そのお母さんは、困ったことがあると電話をくれます。
今回もそうでした。
その子は今、部活と勉強の両立に苦しんでいる真っ最中。
そんな時に部活でうまくいかなくなって、かなり辛そうでした。
お母さんも同じ。
娘さんを思えば思うほど、なんて声をかけていいのかわからなかったそう。
「なんかいろいろ考えたらくるみ先生の声が聞きたくなっちゃって・・・」
そのお母さんは、そう言ってくれました。
私はこの仕事を選んで間違ってなかったんだなぁ。
なんだか今年、それを何度も何度も思います。
今年の受験で不合格になってしまった女の子。
3月の日記にも書かせてもらいました。
本当に悔しかったし、申し訳なかったし、発表からしばらくは1人になると涙が出ました。
実は、その子の妹が今私の校舎に通っています。
お姉ちゃんを合格へ導けなかったのに、お母さんは妹さんを
引き続き私に預けたいとのことでした。
6月の面談の時。
そのお母さんと妹さんの成績動向、志望校に関する話などひとしきり終わった後・・・
「お姉ちゃんは元気ですか?ちょっと手紙書いたので渡してもらえますか?」
とお母さんにお伝えすると、
思いもかけない言葉がお母さんの口からは出てきました。
「今、高校のクラスで10番代なんですよ。
あんなに苦手だった数学もすっごく頑張ってるんですよ。
部活もいい仲間に巡り会えたみたいで、楽しそうに行ってます。
あの子が言うんです。
『受験の前、先生とあれだけ頑張ったんだから私、何でも乗り越えられる気がするんだ』って。
確かに結果は悲しいものだったけれど、本当に大きなものを先生には教えてもらいましたよ」
・・・お母さんからのそのお話を聞いて、泣いてしまいました。
塾は結果を出してナンボです。
さっき私は「悔しかったし、申し訳なかった」と過去形で書きましたが、
今でも悔しいし、その生徒に対して「ホントごめん!!」って思っています。
責められても仕方がないのに、
その子もお母さんも、「くるみ先生に出会えて良かった」と言ってくれる……
だから、というわけではないのですが、
やっぱり私はこの仕事が好きです。
中学生という大事な時期に「出会ってよかったと思われる大人になりたい」
それが私の大きな大きな目標でした。
全員ではないでしょうが、1人でも2人でも私に会えてよかったと思ってくれる
生徒や保護者がいる……最高の仕事ですよね。
って調子に乗ったついでに。。。
なぜだか卒業生達の間で、「くるみ先生寿退社説」が流れ、
卒業生の保護者の方たちにも広まり、
夏休みにみんなでお祝いしよう!!的なおおごとになっていたそうです(苦笑)
卒業しても私の話題が出てくれることも嬉しいし、
もし結婚するときには、ヤツらはお祝いまでしてくれるのか~ってわかったことも嬉しいし、
何よりそれを聞いた卒業生から、
「先生!結婚してもぜってぇ辞めないでね!」
って言ってもらえたこと。それが何より嬉しかった☆
まだまだ頑張り甲斐があるな、今の仕事。
体力&気力が続く限りは続けたいって今はすごく思っています。