川を渡る
冬の赤平川は減水して、川幅が狭くなる。今日、赤平川に行ってみた。川に5メートルほどの丸太をわたす。太いところで直径が15センチほど。この上を歩けば水に入らずに対岸に渡ることができる。丸木の上を歩くときのコツは、スキーのストックの要領で杖を使うことだ。川底を二本の枝を突きながら丸木の上を歩く。そんなことかと思うかもしれないが、これで簡単に丸太の上を歩くことができる。何も持たないで、やじろべえのように両手を広げて渡ってもいいのだけれど、ドボンすると、とても冷たいので、こういうことになる。なんだそんなことかと思うけれど、効果絶大。お試しあれ。おしまい※駅伝で、途中で体調が悪くなって棄権することがある。スポーツだから一定のルールの中だけの競争だからこういうことになる。実際の生活であれば、走るのがダメなら、自転車。それでも間に合わなければ、自動車。自動車よりも速く移動したければヘリコプター。こういう具合にやり方を少し変えるだけで、劇的に楽になることができる。こんなやり方は卑怯であるとか、社会人としての道徳的態度に反する、矜持が許さない。こういう態度も立派だけれど、これだと苦しい。人間は楽しむために生きている。歴史も人間が楽になるほうに進んできていることだし。やわらか頭でいくのさ。※私の散歩コースには赤平川があったり、テレビ塔の山があったり、カラスの林があったり、変化に富んでいる。まるで小学生の道草だ。