障害を通じて見えてくるもの
ガイドヘルパーの実習のときに、担当してくれた(面倒を見てくれた)ヘルパーさんが言っていました。 「自閉症の人を見ていると、日ごろ自分の気づかない所に目がいくんです。その内容が結構問題があることだったりする場合も多いんですね。ゴミとか、宣伝チラシの多さとか、全くエコじゃないなぁ、なんて思ったりすることがあります。そう考えると、自閉症の人たちってある意味社会を映す鏡なんじゃないかなぁ、って思います。」 なるほど・・・さすがベテランヘルパー、言うことが違います。 でも、確かによく見ていると、ゴミに反応する人といると、路上のゴミの多さに気が付くし、チラシが好きな人といると、宣伝チラシの多さに気が付きます。 そして何よりも思ったのは、健常者と言われるあたしたちの中にも社会性が薄い人が増えていることに気が付きます。スタバなどで、どんなに混んで並んでいても平気で何時間もパソコンをやったり勉強したり、大声で話している人、電車の中で戸口にしゃがみ込む人や化粧を始める人などがそれです。 哲学の勉強は「ものの見方・考え方」と言われますが、障害者と共に歩むことは哲学なんだなぁ、と新たな発見をしている今日この頃です☆